禁教時代、キリシタンたちは役人の厳しい探索から逃れて潜伏し自らの信仰組織と信仰形態を構築し密かに信仰を継続している中で、潜伏キリシタンが多く居たとされる生月島では禁教初期に多くのキリシタンが殉教した中江ノ島を聖地として崇拝している。中江ノ島は平戸西岸と生月島間の辰ノ瀬戸に浮かぶ長さ400メートル程の小さな無人島で、1622年には平戸瀬戸に面した焼罪で処刑されたカミロ神父の布教活動を支援したジュワン坂本の家族数人とダミアン出口の家族数人共々1622年と1624年にこの島で処刑されたとされる。
掲載の写真は中江ノ島を辰の瀬戸海上から撮影した作品である。尚、中江ノ島は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一構成遺産となっている。
- 撮影日時:平成27年(2015年)10月20日 午前10時半頃
撮影場所:平戸市下中野町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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