【フォト巡礼】春日集落(その4)

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【フォト巡礼】春日集落(その4)

禁教時代、キリシタンたちは役人の厳しい探索から逃れて潜伏し自らの信仰組織と形態を構築して密かにその信仰を継続しているが、その中で潜伏キリシタンが多く居た平戸島西部地域の春日集落では布教時代に十字架が立ち教会があったとされる丸尾山や安満岳を聖地として崇拝している。

掲載の写真は春日集落を撮影した写真である。画面中央域に広がる美しい景観の棚田は江戸時代に開墾され、その右手端に聖地とされる丸尾山がある。この写真は海抜534メートルの安満岳山頂から撮影しているが、春日集落と棚田は海岸から同岳に向け急峻する急斜面にあることが見てとれる。尚、春日集落は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一構成遺産となっている。

  • 撮影日時:平成26年(2014年)5月25日 午後2時頃
    撮影場所:平戸市春日町
  • 撮影者:池田勉

※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。

長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
より(毎週金曜日更新)

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