平戸島に伝来したキリスト教は松浦領主家臣の籠手田氏と壱部氏の入信の影響で、平戸島西部域と生月島では領民が一斉入信してキリシタンが急増した。1614年徳川幕府の禁教令下1637年の島原・天草一揆後の所謂、鎖国政策と共にキリシタン取締り強化されている。そこでキリシタンたちは役人の厳しい探索から逃れて潜伏して自らの信仰組織と形態を構築して密かにその信仰を継続している。その内、平戸島では禁教初期に殉教された島や海辺を、更にキリシタンゆかりの地や山を聖地として崇拝している。その中で根獅子集落の潜伏キリシタンたちは指導者一家が集落のキリシタンを庇って処刑された海辺の脇にあるウシワキの森に埋葬して祀られた石祠「おろくにん様」を対象にして祈りを捧げている。
掲載の写真は潜伏キリシタンが多く居た根獅子の海岸と集落を撮影した作品である。
- 撮影日時:平成27年(2015年)9月7日 午後1時頃
撮影場所:平戸市根獅子町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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