「郡崩れ」事件終結の後、大村藩はキリシタン対策を強化し、そのひとつとして、大村領内に万部塔や千部塔の建立を推奨し、目に付き易い長崎街道や平戸街道沿いに設置されている。法華経を一万部唱えれば万部塔、千部唱えれば千部塔として地域住民に推奨したとされる。これらの塔は彼杵村に15基、千綿村に3基 全部で18基建てられていて街道を往来する旅人に対しても、この郷にはキリシタンが居ないことを広報する意図とされている。また一説によればキリスト教一斉改宗での犠牲者たちを慰霊する意図もあったようである。
掲載の写真は彼杵村の平戸街道沿い海岸に設置された口木田千部塔を撮影した作品である。この塔は笠塔婆様式であるが他に自然石様式の塔もある。
- 撮影日時:令和2年(2020年)11月8日 午後5時半頃
撮影場所:東彼杵郡東彼杵町口木田郷 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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