大村の「群崩れ」事件は天草四郎に勝るとも劣らない少年が萱瀬村の洞窟にキリシタン絵を隠し持っているとの噂が長崎奉行の耳に入ったことに端を発している。捜索の結果、大村城下の北部地域を流れる群川流域の群村を中心とした松原村、竹松村、福重村で大勢のキリシタンが発覚し、更に萱瀬村、江串村、千綿村へと広がって総勢608人に達している。この地域はかって大村家の中心部で今富城や好武城があり寺社、仏閣も多くあったが、大村純忠が受洗してキリシタン大名となった後、それらを全て焼払って一斉改宗に踏切った所である。
掲載の写真は少年がキリシタン絵を隠していたとされる洞窟を撮影した作品である。
現在、この洞窟は「仏の谷」と呼ばれている。
- 撮影日時:平成26年(2014年)11月21日 午前11時
撮影場所:大村市中岳町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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