1873年キリスト教禁教の高札撤去後、ペリュー神父は1878年に孤児や老人を擁護する福祉活動および伝道と布教を目的にして10人の女性で、田崎地区の山頭佐蔵氏宅の一間を借りて田崎愛苦会を創設している。神を愛する為に与えられる苦しみ、犠牲を喜んで受けることができるようにと命名したとのことが屋敷跡に残る看板に記されている。後継したマトラ神父は近辺に修道院を建てて活動し、1966年には紐差に移転して、現在のお告げのマリア紐差修道院に変遷している。
掲載の写真はマトラ神父が建てた平戸の田崎愛苦会修道院跡の出入口周辺を外側から撮影した作品である。鉄製の扉は赤く錆びて石垣の塀には葛類が蔓延り内側は杉林と化していて往時の面影は殆ど見られない遺産となっていた。
- 撮影日時:令和2年(2020年)10月11日 午後7時頃
撮影場所:平戸市木場町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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