禁教時代末期1865年3月17日に大浦天主堂で奇跡的な信徒発見があった。その後、プティジャン神父は浦上地区や長崎地区のみならず、長崎港口周辺をはじめ外海地区や五島列島にも潜伏キリシタンが多く居ることを知り、それらの地域を訪れたいと思っていたようである。
信徒発見から半年経った9月13日、神ノ島の潜伏キリシタン帳方の西忠吉の船で、大浦海岸から外海の出津に向った。そして真夜中に小浜浦海岸に降り立ち、案内された重蔵方には主だった潜伏キリシタン30人程が集まっていて感涙の出会いをしている。その後も次々に潜伏キリシタンが押し寄せて、同神父は出津に2泊している。
掲載の写真は同神父が降り立った出津の小浜浦海岸を撮影した作品である。この作品は長く冷たい禁教期の表現として雪降りに撮影したものである。
- 撮影日時:平成30年(2018年)1月11日 午後1時半頃
撮影場所:長崎市西出津町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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