【フォト巡礼】「次兵衛神父隠れ家の金鍔谷」

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【フォト巡礼】「次兵衛神父隠れ家の金鍔谷」

1602年頃大村生まれの次兵衛は有馬のセミナリオで学び、1614年マカオに追放後に帰還するが再度マカオに渡って1628年に司祭に叙階されいる。1631年には再び侍に変装して密かに長崎に帰還している。そのとき金鍔の脇差をしていたことで金鍔次兵衛と呼ばれ、外海の山中にある洞窟に隠れ住んで転々と布教活動していたようである。大掛かりな当局の捜査にも難を逃れていたところ1637年に密告により捉えられて西坂で穴吊りの刑により殉教している。

掲載の写真は一時期隠れ住んだ二つ目の隠れ家と言われる金鍔谷の洞窟を撮影した作品である。同洞窟は長崎港口の断崖にあって内部に現在は仏像が安置されている。

  • 撮影日時:令和2年(2020年)10月18日 午後3時頃
    撮影場所:長崎市戸町
  • 撮影者:池田勉

※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。

長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
より(毎週金曜日更新)

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