三城城は、1564年、大村家の居城として大村純忠によって築かれた平山城である。純忠は、1563年に洗礼を受け、日本初のキリシタン大名となった。1572年には、武雄の後藤氏や諫早の西郷氏、平戸の松浦氏の連合軍およそ1500人の急襲を受け、三城城に立て籠もりわずかの手勢で防戦した「三城七騎ごもり」が起こった。その後、大村家の居城は、1599年に大村喜前が築城した海城の玖島城に移転したため、三城城は役目を終えている。
掲載の写真は、三城城跡を南側から撮影した作品である。現在は、楠などが生い茂り、鬱蒼とした丘の森となっている。
- 撮影日時:2016年6月30日 午後3時頃
- 撮影場所:三城城跡(大村村市三城町)
- 撮影者:池田勉
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