【フォト巡礼】「大村の臼島」

このページを印刷する

フォト巡礼「大村の臼島」

 江戸幕府は当初、キリスト教に対し比較的寛容であったが、序々に取り締まりを厳しくし、1614年にキリスト教禁教令を発令した。これに伴って大村藩もキリシタンの取り締まりを強化し、1617年、神父二人を帯取で処刑した。次いで宣教活動中であったアヤラ神父とナバレテ神父を捕らえて、処刑のために臼島に向ったが、多くの信徒が居たとかで執行できず、他の無人島を転々とした結果、時津沖にある鷹島で処刑されている。

 掲載の写真は、玖島城沖の大村湾に浮かぶ臼島を撮影した作品であるが、大村湾が霞んで黄金色に染まるタイミングを見計って撮影した(鷹島での処刑については、2019年7月26日付け「殉教の島・鷹島」参照)。

  • 撮影場所:大村市杭出津1丁目
  • 撮影日時:2020年2月2日 午後4時頃
  • 撮影者:池田勉

※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。

長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
より(毎週金曜日更新)

このページの掲載元