【フォト巡礼】「外海・出津沖の光景」

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 1614年にキリスト教禁止令が出された後、1637年に「島原・天草一揆」が勃発した。江戸幕府は一揆鎮圧後、キリスト教宣教を伴うポルトガル船の入港を禁止するなど、いわゆる「鎖国」を確立し、あわせてキリシタンの弾圧も強化した。このような状況の中、各地方のキリシタンはひそかに自分たちの信仰を隠しながら独自のかたちで継続した。
 掲載の写真は、出津沖を撮影した作品である。風雲急を告げるような雲に覆われた光景が、弾圧・迫害の世界を生きた外海地域の潜伏キリシタンの境遇を物語っている。

  • 撮影場所:長崎市永田町
  • 撮影日時:2015年1月1日 午後2時頃
  • 撮影者:池田勉

※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。

長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼 
より(毎週金曜日更新)

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