長崎県

寒波 に伴う農作物等の事前、事後対策


2017年12月6日更新

 

平成29年12月4日、気象庁発表の異常天候早期警戒情報によれば、12月9日からの1週間において、全国的に平均気温が「かなり低い」確率を30%以上と見込んでいます。寒害が発生する可能性が高いので、今後の気象情報に十分注意し、次の対策をお願いします。詳しくは、こちらのPDF 寒波対策(最終)[Wordファイル/35KB]をご覧ください。

  

【共通項目】

  • 人命第一の観点から、ほ場の見回り等については、気象情報を確認するとともに、ほ場周辺の安全に十分に注意し、積雪や凍結による転落、滑落事故に遭わないよう慎重に行うこと。
  • 気象情報を基に、地域における低温・雪・風等の影響を把握しつつ、地域の品目や生育ステージに応じた対策を速やかに現場に周知徹底すること。

 

 甘しょ

  •  貯蔵中のいもは、低温に遭うと腐敗することがあるので、10℃以下にならないようにワラ囲い等で保温に努める。また、屋外貯蔵の場合は、いもがまに冷水が入らないように注意する。

 

ばれいしょ

  •  冬作、春作ばれいしょの植え付け、マルチ張り作業はその地域での寒害発生を回避できる時期に行う。

 

野菜

  •  ハウス、トンネル栽培の場合は、ビニール等の破損や隙間風がないか、ハウス栽培では、暖房機や二重カーテンなどによる保温が十分できているか点検しておく。
  • ビニール、べたかけ資材被覆、マルチング等により地温の上昇を図る。
  • 積雪による被害を受けるおそれがある場合、施設の破損、倒壊を防止するため、施設の点検に努め、必要に応じて補強、破損か所の補修を行う。
  • 積雪時には、栽培施設内の温度を高め(加温機等の設定温度を上げる)、積雪の落下を促進する。また、速やかに除雪を行う。
  • 被害が発生した場合には、欠株の補植、速効性肥料の施用等適切な肥培管理により、草勢の回復を図るとともに、病害虫の防除を徹底する。

 

果樹                                                            

  •  収穫適期の果実は、異常低温襲来前に収穫するか、袋かけまたは防寒資材で樹冠を被覆し保温に努める。
  • ハウス中晩柑・びわでは、保温対策に努める。
  • 積雪による枝折、裂傷を防止するため、支柱等による枝の補強や枝をひもで結束する。
  • 寒害等によりヤケ、す上がり等の果皮障害が発生した場合には、出荷時にこれらの果実の混入防止に細心の注意をはらう。
  • 積雪の場合は、早急に除雪に努める。
  • ハウスに積雪した場合は、内張りカーテンを巻き上げて加温機を運転し屋根の雪を溶かす。また、必要に応じて除雪も行う。除雪作業は危険を伴うので十分注意する。
  • 枝折れ・枝さけが発生した場合は、直ちに、くぎ、ねじ、ハウスバンド、ビニールテープ等で結合・誘引し、傷口に癒合促進剤を塗る。枝の損傷部分は切り口が粗いため、ナイフやノコギリ等で滑らかに削り、癒合を促す。

 

花き

  •  ハウス栽培の場合は、ビニール等の破損や隙間風がないか、暖房機や二重カーテンなどによる温度管理が十分できているかを点検しておく。
  • 低温による開花遅延が懸念される品目(キクなど)については、暖房機等を利用し、適切な温度管理に努める。
  • 生育初期における窒素質肥料の多施用を避ける等、健全な生育管理に努める。
  • 積雪による被害を受けやすい地域では、施設の破損、倒壊を防止するため、施設の点検に努め、必要に応じて補強、破損箇所の補修を行う。
  • 積雪時には、栽培施設内の温度を高め、積雪の落下を促進する。また、速やかに除雪を行う。
  • 被害が発生した場合には、欠株の補植、適切な肥培管理により草勢の回復を図るとともに、病害虫の防除を徹底する。

 

  •  防風垣(網)などを整備する。特に幼木園では防風作物のソルゴーを刈り揃え、立ち枯れ状態でうね間に残し防風垣に利用する。また、低温に対しては、条間に敷き草を厚めに敷き株元の保温に努め、凍害による幼木樹の幹割れを防ぐ。
  • 寒干害(青枯れ)に対しては、うね間の敷草などを事前に行って土壌の乾燥や地温の低下を防ぐ。
  • 機械油乳剤を散布する。季節風の強い所では、茶株面の直接被覆と組み合わせる。(機械油乳剤は赤焼病を助長する場合があるので常発園では使用を控える。)
  • 積雪時には、茶株面の雪は払い落とさず、自然融解に任せる。
  • 赤焼病の発生が助長された場合は、発生初期にカスガマイシン・銅水和剤で防除する。
  • 青枯、赤枯の被害が発生した場合、春整枝時期にせん枝で除去するのでそれまでは現状を維持し、防寒対策を継続する。

 

畜産

 〔家畜飼養管理対策〕

  • 水回りの点検を行い、舎外でむき出しになっている水道管を保温材で被覆するなど給水施設の凍結防止策を行う。また、必要に応じ、随時、凍結等確認を行い、凍結した場合は、早急に対応を行う。
  • 畜舎内外の点検、破損箇所などの修理改善を行い、すきま風の進入を防止する。また、日中、南側は開放し、日差しが差し込むようにし、可能であれば、畜舎の北側や西側に防風柵等を設けたり、側壁、屋根の一部を日差しが入る透明の「ポリカーボネート波板」に替える。
  • 濡れた状態では体熱が奪われやすいため、床は乾燥させ、敷料を利用するタイプの畜舎であれば、乾燥した敷料を多めに施用し、湿った敷料は早めに交換する。
  • 各畜種の各段階での適温を担保するため、安全面に十分注意し、保温暖房機器や保温箱を設置利用する。なお、子牛の場合は、必要に応じ、多めの敷料の施用、保温ジャケット・ベストの利用、保温暖房器(豚用コルツヒーターなど)、保温箱の設置、利用などを行う。
  • アンモニアガス等有毒ガス濃度低減のため、定期的な換気を行う。

 

〔飼料対策〕

  • 寒害時の刈り取りは避け、生育が回復してから行う。
  • 発芽が悪い時は、追播又は播直しを行う。
  • 生育が悪いときは、生育状況等に応じ、追肥を行う。
  • 粗飼料の不足に備えて、貯蔵飼料を十分確保しておく。

 

 

 

 

 

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