長崎県ってどんなところ?
ながさきけんってどんなところ
交通
こうつう
長崎県の交通の様子
ながさきけんのこうつうのようす
長崎県の交通は、大きく「陸の交通」「海の交通」「空の交通」の三つに分けられます。
陸の交通
りくのこうつう
陸の交通には人や車が通るための「道路」と、電車が走るための「鉄道」があります。
道路は、市や町を網の目のようにつないでいて、島が多い長崎県では、島と島、島と本土との交通を便利にするために、橋をかけたりしています。
平成11年には、大島大橋(おおしまおおはし)が完成し、西彼杵半島(にしそのぎはんとう)と造船(ぞうせん)所のある大島町とをつなぐ橋で、造船(ぞうせん)や観光(かんこう)など、色々な産業(さんぎょう)の発展(はってん)に役だっています。
長崎県には、平戸大橋(ひらどおおはし)、生月大橋(いきつきおおはし)、鷹島肥前大橋(たかしまひぜんおおはし)をはじめとしてこのような橋がいくつもつくられています。
また、県外と長崎県をつなぐために高速道路も延びてきており、県内まで、すぐに車で乗り入れることができるようになりました。
鉄道は、旅行に使われるばかりでなく、通勤(つうきん)や通学でも利用されています。また、西九州新幹線が令和4年9月に開業(かいぎょう)しました。
海の交通(航路)
うみのこうつう(こうろ)
島の多い長崎県では、海の交通を便利(べんり)にすることが大切です。
本土と大きな島の間や大きな島と島との間は、フェリーや高速艇(こうそくてい)などで結ばれています。その中の一つ、長崎と福江(ふくえ)・奈良尾(ならお)の間は、約(やく)480人の乗客(じょうきゃく)とトラック18台(乗用車(じょうようしゃ)だと48台)を運ぶことができる大きなフェリーが一日に3往復(おうふく)しています。また、長崎と福江の間をわずか1時間半ほどで結ぶジェットフォイルも数便運航(うんこう)されていて、人びとに喜ばれています。
しかし、小さな島は、小型の船にたよることになるので、少し海が荒(あ)れると欠航(けっこう)し、人びとが困ることもあります。
また、船は人を運ぶだけではありません。多くの品物を運ぶ上でも大切なはたらきをしています。
空の交通(空路)
そらのこうつう(くうろ)
海の交通と同じく、島の多い長崎県では、県内に4つの空港があります。
長崎空港は大韓民国(だいかんみんこく)や中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく)とも結ばれています。小型(こがた)の飛行機は、天候(てんこう)が悪くなると欠航(けっこう)することもあります。
また、急病人(きゅうびょうにん)などを都市の大きな病院に運ぶために、ヘリコプターを使用することもあります。