長崎県庁のしくみと仕事ながさきけんちょうのしくみとしごと

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しくみ

県庁のしくみけんちょうのしくみ

議会で決まったことを、実際に計画に基(もと)づいて行うのが知事の主な仕事です。
その知事を助けるために副知事がいます。そして、いくつかのグループに分かれて職員が仕事をしています。このグループを部(局)といいます。部(局)の中には、課や室というグループがあります。
さらに地域に密着(みっちゃく)した仕事を進めるために、県内各地に保健や農林水産、土木の事業を行う振興局(しんこうきょく)や福祉事務所などの地方機関(ちほうきかん)をおいています。その他、国と連絡をとりやすくするために、東京にも事務所があります。
課や室、事務所などは、実際に仕事を行うので「執行機関(しっこうきかん)」といいます。県庁の職員は、市や町の職員と同じ地方公務員です。
特に公正にすすめなければならない仕事は、知事から独立した委員会で行われます。その委員は、知事が選び、県議会の同意を受けて決められます。

組織と仕事そしきとしごと


12部・3局12ぶ・3きょく
秘書・広報戦略部(ひしょこうほうせんりゃくぶ) 知事、副知事の仕事がうまく進むように、仕事の日程や内容を調整したり、県の仕事についてみなさんにお知らせする仕事などをしています。
企画部(きかくぶ) 県が発展(はってん)するために必要な総合的(そうごうてき)な計画(けいかく)を作ったり、ロボットなどの最先端技術(さいせんたんぎじゅつ)を使って、みなさんの生活(せいかつ)を便利(べんり)にする仕事などをしています。
総務部(そうむぶ) 県の仕事についてみなさんのご意見を聞いたり、県の仕事がうまくすすめられるように県庁内部のグループの見直しや、県の仕事をするための予算を作ったり、税金を集めたりしています。また、私立学校や県立大学の手助けもしています。
危機管理部(ききかんりぶ) みなさんを災害(さいがい)などから守るための対策(たいさく)を考えたり、災害(さいがい)などが起きたときの情報(じょうほう)を集めたりしています。また、市町の消防活動(しょうぼうかつどう)のお手伝いや、高圧ガスなどを取り扱う施設の検査(けんさ)などもしています。
地域振興部(ちいきしんこうぶ) しまや半島(はんとう)に住む人がいきいきと暮らすためのお手伝い、市役所(しやくしょ)や役場(やくば)との連絡(れんらく)や相談(そうだん)の仕事をしています。また、新幹線(しんかんせん)や飛行機(ひこうき)、船(ふね)など県内の交通(こうつう)が便利(べんり)になるよう工夫(くふう)する仕事などをしています。
文化観光国際部(ぶんかかんこうこくさいぶ) 芸術(げいじゅつ)や文化活動(ぶんかかつどう)を活発(かっぱつ)にするお手伝いをしたり、長崎県美術館(ながさきけんびじゅつかん)や長崎歴史文化博物館(ながさきれきしぶんかはくぶつかん)によって文化に親しめる環境(かんきょう)をつくったり、県内にある2つの世界遺産(せかいいさん)を未来(みらい)にのこしていけるよう、大切に守りながらひきついでいくための仕事をしています。また、他の県や外国からたくさんの観光客(かんこうきゃく)が来てもらえるようにする仕事や、県の特産品(とくさんひん)をたくさんの人に知ってもらうようにPRする仕事などをしています。さらに長崎県が元気になるようにアジアの活力を取り込む仕事や外国との交流をひろげていく仕事、被爆地(ひばくち)長崎の願いを世界に伝える仕事のほか、みなさんが気軽(きがる)にスポーツに親しめる環境づくりなどをしています。
県民生活環境部(けんみんせいかつかんきょうぶ) みなさんのボランティア活動(かつどう)が盛(さか)んに行われるようお手伝いをしたり、安全で幸せにくらせるよう、差別(さべつ)のない社会づくり、交通事故(こうつうじこ)や犯罪のないまちづくりのための仕事をしたり、食べものの検査や、人口・産業(さんぎょう)など長崎のデータを調べています。また、私たちが地球と仲良く、快適(かいてき)にくらせるよう環境(かんきょう)に注意を払(はら)ったり、ごみを少なくする取り組みや、下水道(げすいどう)をつくったり、自然を守る仕事をしています。
福祉保健部(ふくしほけんぶ) みなさんが健康(けんこう)にくらせるように、お年寄りや体の不自由な人のお世話をしたり、病気の予防や健康(けんこう)づくりなどの仕事をしています。
こども政策局(せいさくきょく) みなさんが元気に育つように、お父さんやお母さんが仕事をしながらでも安心して子育てができるような環境(かんきょう)をつくります。また、障害(しょうがい)などにより特別な気配りが必要なこどもを育てるお手伝いをしたりしています。
産業労働部(さんぎょうろうどうぶ) 商業や工業を盛んにするため、商品や工場の相談を受けたり、研究をしたり、会社や工場をつくるお手伝いをしたり、ほかの県から呼んできたりしています。また、仕事につくための勉強や、新しい機械(きかい)の使い方を教えたりして、働く人の手助けをします。
水産部(すいさんぶ) 水産業(すいさんぎょう)を盛(さか)んにするため、おいしい魚や貝などがたくさんとれるようにお手伝いしたり、新しく漁師(りょうし)さんになろうとする人のお手伝いをします。また、魚などが住みやすい海づくりをすすめたり、漁港(ぎょこう)の整備(せいび)をしたりしています。
農林部(のうりんぶ) 農業(のうぎょう)、林業(りんぎょう)、畜産業(ちくさんぎょう)を盛(さか)んにするため、おいしい野菜や果物(くだもの)がたくさん採れるように、農家に教えたり、新しく農業や林業の仕事をする人のお手伝いをします。また、田畑をきれいに整備(せいび)したり、森を守ったりしています。
土木部(どぼくぶ) 道路(どうろ)や橋、公園、ダムを作ったり、災害(さいがい)を防ぐため川や海岸(かいがん)、山の斜面(しゃめん)を守ったり、港を整備(せいび)したり、県営住宅(けんえいじゅうたく)を建てたりしています。また、長崎県に新幹線(しんかんせん)をつくる仕事をしています。
出納局(すいとうきょく) 県の仕事に必要なお金の出し入れや、品物(しなもの)を買ったりします。
交通局(こうつうきょく) 県営(けんえい)バスを走らせています。

9委員会9いいんかい
教育委員会(きょういくいいんかい) みなさんが充実(じゅうじつ)した学校生活を送り、成長(せいちょう)するための環境(かんきょう)づくりをしたり、学校の先生方のお世話をしています。
公安委員会(こうあんいいんかい) 警察(けいさつ)の仕事がうまくいくように重要(じゅうよう)なことを決めたり、きちんとできているかを確認(かくにん)したりしています。また運転免許証(うんてんめんきょしょう)をつくったり、信号機(しんごうき)をつけたりして、安全で安心な町になるようにしています。
選挙管理委員会(せんきょかんりいいんかい) 県知事(けんちじ)や県議会議員(けんぎかいぎいん)などを決める選挙(せんきょ)に関する仕事や、みんなが投票(とうひょう)するように呼びかける仕事をしています。
監査委員(かんさいいん) 県の仕事が、むだなく行われているかどうか、また、お金が正しく使われているかどうか、などを調べます。
人事委員会(じんじいいんかい) 県の職員(しょくいん)の採用(さいよう)や給与(きゅうよ)についての仕事などをしています。
労働委員会(ろうどういいんかい) 会社や工場・お店などで働(はたら)いている人と、雇(やと)い主(ぬし)との仕事の関係がうまくいくようにします。
収用委員会(しゅうよういいんかい) 道路(どうろ)や橋、公園、ダムなどを作るための土地などが、みんなのために必要となったときに、うまくいくようにします。
海区漁業調整委員会(かいくぎょぎょうちょうせいいいんかい) 魚などの水産資源(すいさんしげん)を保護(ほご)したり、海や川や沼での漁業(ぎょぎょう)がうまくいくようにします。
内水面漁場管理委員会 (ないすいめんぎょじょうかんりいいんかい)