1年生の耕うん整地演習(9月3・8・17日)
 多くの1年生は大特(農耕)免許を取得しており、今後は実習でトラクターを使った作業を行なうようになります。

 それに先立ち、耕うんの基礎技術について1年生を3班に分け演習を実施しました。

 まず初めに、DVDで耕うん方法の種類などを学び、その後、トラクターやロータリーの始業前点検について、研修部職員からエンジンオイルやバッテリー液の確認等、点検の留意点について説明を受けました。

 その後は、圃場で各自トラクターに乗り、圃場の中を区分けした1スペースを自分の畑に見立て、まず真ん中を隣接するようにロータリーで耕うんした後、周囲を回るように耕うんしていく練習をしました。

 初めは耕うんする場所にロータリーを寄せたり、次の場所を耕うんするための方向転換に苦労する学生もいましたが、回数を重ねるうちにコツをつかみながら演習に取り組んでいました。

 今回は、耕うんの方法の基本や仕業前の点検を学びました。今後は各コース、学科の実習で積極的に取り組んで、技術の向上を目指して下さい。経験する度に上達していくと思います。

 最後に、効率的に作業を進めることは大切なことですが、最も重要なことは安全に作業を行うことです。始業前点検で確認する箇所、また、作業中トラクターの周囲に人がいないことを確認するなど、基本を忘れず取り組んで下さい。

 トラクターで道路を走る時はシートベルト+ヘルメット、圃場の中ではヘルメット、今回の演習のように暑い時期は熱中症対策(水分、連絡用の携帯電話)も忘れずに!(研修部職員)
まずDVDで耕うんの方法の基本を学ぶ 耕うん作業の始業前点検
演習の様子(ポールで区切った区画の中を耕うん) 作業の後の手入れも大事
(ロータリー刃にからまった草、付いた土を取り除く)