1年生が耕うん整地演習をおこないました(9月18~20日)
 1年生は10月からトラクターの免許試験を受験予定で、免許取得後は実習でトラクターを使った作業を行なうようになります。それに先立ち、耕うんの基礎技術について、1年生を3班に分け演習を実施しました。
 まず初めに、DVDで耕うん方法の種類などを学び、その後、トラクターやロータリーの始業前点検について研修部職員から点検の留意点など説明がありました。その後、グループに分かれて、エンジンオイルやバッテリー液、タイヤの空気圧の確認、ロータリー刃のネジのゆるみの確認など行いました。
 点検を行った後は、圃場で各自トラクターに乗り、作業の基本に取り組みました。1人ずつ、圃場の中を区分けした1スペースを自分の畑に見立て、まず真ん中を隣接するようにロータリーで耕うんした後、周囲を回るように耕うんしていく練習をしました。初めは耕うんできていない隙間があったり、次の箇所を耕うんするための方向転換に苦労している学生もいましたが、回数を重ねるうちにコツをつかみ、ペースを上げて演習に取り組んでいました。
 今回は、耕うんの方法の基本や仕業前の点検を学びました。今後は各コース、学科の実習で積極的に取り組んで、技術の向上を目指して下さい。
 最後に、効率的に作業を進めることは大切なことですが、最も重要なことは安全に作業を行うことです。始業前点検で確認する箇所、また、作業中トラクターの周囲に人がいないことを確認するなど、基本を忘れず取り組んで下さい。
 トラクターで道路を走る時はシートベルト+ヘルメット、圃場の中ではヘルメット、今回の演習のように暑い時期は熱中症対策(水分、連絡用の携帯電話)も忘れずに!(研修部職員)
耕うん作業の始業前点検 研修部職員による耕うん方法の実演、説明
演習の様子(ポールで区切った区画の中を耕うん) 農作業安全に関する講義