研 修 部  

令和4年度ながさき農業オープンアカデミー ~第1回講座(令和4年8月2~3日)~

開講式終了後、第1回講座が始まりました。本年度も、事業計画を作成していく基本講座と、先進的な農業者の講演や今後の経営に関わる情報等の講義を行うオープン講座があり、オープン講座は、一般の農業者も受講できます。

まず、(株)ファーム・サポーターズ・ラボ 代表取締役 岡部由美子氏によるガイダンスがあり、講座を通して最終日に発表する事業計画書の作成イメージの説明を受け、2日間を通じ、講義やグループワークによる経営の強みや経営理念、経営分析の手法を学びました。

また1日目は、(株)久松農園 代表取締役 久松達央氏(茨城県)から、「農業に求められる経営力を考える」と題し、人口減少と市場の多様化、また農業に対してのテクノロジーや資本の投入が進む現状で、これからの農業は集約型と個農の二極化がより進んでいくことから、講師の経験をふまえ、個人で小さい規模でも強い農業を展開させるための必要な視点についてご講演頂きました。

2日目は、(一社)長崎県農業会議 濱崎主事から、「農業経営の法人化について」と題し、法人化のメリット、デメリットについて事例を交えてご説明いただきました。

続いて、経営塾、オープンアカデミー卒塾生2名から、受講後から現在の経営状況をお話いただき、講座で学んだ事業戦略に取り組み、規模拡大や雇用経営、地域の農産物とコラボした商品開発など、受講生には大きな刺激となりました。

 第2回講座は8月24日、主会場を五島振興局に移し、初めての離島開催となります。(研修部職員)
 
(株)ファーム・サポーターズ・ラボ 岡部氏 (株)久松農園 久松達央氏 
受講生によるグループワーク サテライト会場の受講生
 
 卒塾生修了生の状況報告(壱岐市 日高将希氏、サテライト会場から)