1年生が大特(農耕)免許試験にチャレンジしました。(10月8日)
 本校では、農作業安全研修を進めるため、農作業に欠かせない農耕用トラクタの耕うん・整地演習のほか、公道走行する際に必須となる「運転免許」取得のため、入学後半年経過した夏~秋にかけて、新1年生全員がトラクタの安全特別研修を受講しています。
  その前段として、1年生全員が「一発合格」を目指して、5月から講義や実習終了後の夕方に、トラクタの安全運転・基本操作習得に向けた自主練習を行いました。
(30~40分程度/日、1~2名/日)

本年度は、1年生30名が3班に分かれ、7月末と10月上旬に運転免許試験場(大村市)で受験しました。
  まず先陣を切って、7名の学生(畜産学科)が、7月30日の免許試験合格に向けて研修部コースで基本走行技術を学びました。また、10月1日は12名(野菜・果樹)、8日は10名(野菜・花き等)が受験にチャレンジしました。受験前の研修は各班とも2日間です。

普通免許取得後間もない時期でもあり、自家用車を持たない学生も多い中、初めて運転する大型特殊自動車(本年度よりAT車両)の運転に最初は戸惑っていましたが、練習を繰り返すうちに次第に操作方法にも慣れ、短期間に免許試験場で受験ができるほど目を見張るほど上達していきました。半年前は高校生でしたが、「自動車学校で学んだことを覚えている」こと、「体も柔らかいため確認動作も確実に実践」できることが農大生の強みです。
  特に本年度は、免許試験官から「安全確認不足!」の指摘がほとんどなかった点が特徴でした。また、普通免許未取得者も大特受験にチェレンジしましたが、午前中の学科試験合格後、引き続き午後からの実技試験で見事合格する学生も複数いました。
  肝心の試験結果は、「全員一発合格」とはいきませんでしたが、年度内の再試験合格を目指し自主練習を頑張っています。
(研修部職員)
シートベルト、ヘルメット装着は安全運転の基本中の基本
「ヘルメット」のヒモをきちんと付けること
本年9月末に導入したヤンマーYT357AJ
 (57馬力、安全フレーム仕様)
 新車は人気NO.1オートマチック車(AT)
 のため、昨年までのMT車のエンスト無しが魅力
 出発地点から外周(最優先道路)に出る前に、
右・左・右の車の確認→左ミラー、左後方巻込みを確認し徐行して左折
 赤信号や一時停止(止まれ標識)では、
  白線手前50㎝以内で必ず停止
 見通しの良い直線では、アクセルを踏み時速25㎞以上を出す。
一定速度を上げることができないノロノロ運転は減点(▼10点)
<走行のポイント>・前後左右に車体がブレないこと
方向転換
  ・後退する前にトラクタ周囲の確認(5回)
・後退時に2回以上、左前輪・左後輪を目視
・前進時は、前進ギアと左ウインカーを点灯周囲を確認(7回) → 発車 
中央線(白線)を踏まないこと。反対車線に入らないこと。
(試験中止)
画像は中央線に寄りすぎ。30cm以上離れる。 
学生も試験官?
 基本走行の習得後、学生が後部椅子で採点
 「左折の5m手前で減速。左後方巻込み確認!」
 「今の運転では10点減点!」
「最終的には70点ギリギリだね!」(本当か?)