キクの花芽検鏡(7月5日)
 夏秋ギクは短日植物なので、花芽をつけさせたくない時期には電照栽培で花芽を抑制し、時期がきたら消灯し、花芽形成を誘導します。さらに、消灯後、数日間再電照することで、上位葉は大きく、舌状花が多くなり、切り花品質が向上します。その再電照の時期が大切で、花芽分化ステージの総苞形成後期に行う必要があります。
 今日は実体顕微鏡で花芽分化ステージを調べました。針の先を使って花芽を覆っている葉や総苞を除いていきます。
初めての作業でしたが、ステージの総苞形成後期、小花形成前期を見ることができました。今日から再電照します。
(花き学科職員)
実体顕微鏡を使います 最初は手で葉を取り去ります
 針で小さな葉などを取り去ります キクの花芽、総苞が見られます