【卒論紹介】 「ながさき黄金」は川砂投入+窒素増施で収量・品質が向上します!(1月25日) 
  私の出身地である南島原市は温暖な土地を活かして馬鈴薯の栽培が盛んに行われています。品種は「ニシユタカ」が主に栽培されていますが、「ニシユタカ」は単価の年次変動が大きく、収益が安定しないという問題があります。卒論では、今後ブランド化が期待できる良食味ばれいしょ「ながさき黄金」の収量・品質の向上技術を検討しました。

 試験区の設定は
 1.川砂あり+施肥窒素増施区
 2.川砂あり+施肥窒素標準施肥区
 3.川砂なし+窒素増施区
 4.川砂なし+窒素標準施肥区

図 ブロッコリーの調整重(g/個)

  試験結果は秋作(無マルチ)で収益が一番多かったのは川砂あり+窒素増施区でした。窒素増施により川砂投入による土壌の保肥力(CEC)低下を補うことができたと考えられます。
川砂の投入はA品収量を向上させ、将来のブランド化に有効な栽培技術と考えられます。


 就農後はインターネット等で「ながさき黄金」のブランド化を考えています。(野菜学科学生)