【卒論紹介】大玉トマトのNターン誘引法は省力的で収量向上が期待できます!(1月18日)
  卒論として、トマトの省力化と収量向上を両立させる誘引方法を考え、一般的な斜め誘引法と新しいNターン誘引法の比較試験を行いました。
図 一般的な斜め誘引法
 
図 新しいNターン誘引法
 
 
表 収量性
 
 
表 作業性
 

   Nターン誘引法は①斜め誘引法に比べ、1株あたりの生産量が増加し、農業所得も10a当たり122万円も上回りました。②Nターン誘引が斜め誘引より収量が増加した理由は、Nターン誘引のほうが葉に光がよく当たること、斜め誘引は吊りおろしのダメージがあることが影響したと推察されました。③Nターン誘引法の株間を狭くして、株数を増やすと収量 がもっと増加すると考えられます。④誘引やホルモン処理等の労働時間は、斜め誘引法よりも少なく、とても省力的な方法であることが立証されました。なお、今回の成果は長崎県代表として九州大会で発表しました。(野菜学科学生)