栽培漁業について

長崎県の放流について

長崎県ではトラフグ、ヒラメ、カサゴ、マダイ、クルマエビ、ガザミ、アワビ、ウニなど、多数の魚種が放流されています。

平成23年度の県内における放流状況は、以下のようになっています。

魚 類:362万尾      甲殻類:795万尾

貝 類:2,355万個     その他(ウニ、ナマコ):185万個

放流効果を高めるためには

以下のような種苗の放流方法、放流後の管理を検討し、適切に行うことで、放流効果を高めることができます。

1.放流サイズ・放流尾数

回収率を高くするには、大きな種苗を放流する必要があります。しかし、種苗を大きくしすぎると中間育成による手間とコストにより負担が大きくなるため、現在、適切なサイズによる放流を目指しています。

2.放流方法(場所・時期など)

水産試験場や地域栽培漁業推進協議会が魚種の生態に合わせた最適放流方法(以下の3項目)を確立するために標識放流と効果調査を実施しています。

  • 砂場・岩地・藻場と様々な環境があるがどこに放流するのが適切なのか?
  • 水温の高い時期と低い時期のどちらの時期に放流するのが適切なのか?
  • 1ヶ所に集中して放流するのと広い範囲に薄く放流するのではどちらの放流方法が適切なのか?

 3.資源管理との組み合わせ

放流後であっても次の資源管理を実施することで、放流効果を高めることができます。

  • 漁獲サイズ、漁獲量の制限
  • 禁漁区、禁漁期の設定

4.漁場の造成魚に住みやすい環境を整備する

  • 稚魚の保育場所の造成
  • 魚礁の設置

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