牛海綿状脳症(BSE)

BSEとは

BSEとは、牛海綿状脳症(Bovine Spongiform Encephalopathy)の略で、伝達性海綿状脳症(TSE)のひとつ。牛の病気である。BSE を発症した牛では、異常プリオンたん白質(PrPSc)が主に脳に蓄積し、神経細胞が壊死・空胞変性を起こし、脳の組織がスポンジ状になる。その結果、異常行動、運動失調などの中枢神経症状を呈し、死に至ると考えられている。

(※プリオン:感染性を有するたん白質様の病原体)

また、潜伏期間はほとんどの場合が4 年~6 年で、平均5~5.5 年と推測されている。現在のところ生体診断法や治療法はない。牛から牛にBSE がまん延したのは、BSE 感染牛を原料とした肉骨粉等を飼料として使っていたことが原因と考えられている。

国内においては平成13年9月以降、36例のBSEの発生が確認されています。平成21年1月生まれを最後に、国内で生まれた牛でのBSE発生の報告はありません。平成25年5月のOIE総会で「無視できるBSEリスク」の国に認定されています。

BSE関連リンク

農林水産省のBSE関係のページ

長崎県における死亡牛のBSE検査状況

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