21世紀に残したい棚田

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日本の棚田百選に認定された6地区

全国の棚田のなかでも、健全な営農の取り組み、適切な維持管理が行われ、オーナー制度や特別栽培米など地域活性化に熱心に取り組んでいることを基準に選ばれる「日本の棚田百選」。平成11年度は全国134地区が選定され、そのなかに長崎県の6地区が選ばれています。

棚田名(所在地)

棚田の風景

紹介
鬼木棚田(東彼杵郡 波佐見町) 鬼木棚田  波佐見町の南部に位置する鬼木棚田は、米、お茶の栽培による農地の有効利用が行われており、中山岳地からの大雨に対する防災にも重要な役割を果たしています。また、棚田事業のひとつとして農道、農地の整備が実施されています。
清水棚田(雲仙市 千々石町)  清水棚田  千々石町の最も上流にある清水棚田は、山や川に恵まれた美しい農村風景を形成しており、特に田植えは千々石町を代表する初夏の風物詩となっています。この地区では有機棚田米や軽量野菜類、シバなどの高齢者にも扱いやすい作物を栽培しており、このことが地域の活力となっています。
土谷棚田(松浦市 福島町)  土谷棚田  土谷棚田は、人々の積極的な生産活動により、耕作放棄地がほとんど見られない棚田地区。棚田と海、夕陽、そして点在する島々のコントラストはすばらしく、多くの写真家たちの絶好の撮影ポイントとなっています。
谷水棚田(南島原市 南有馬町)  谷水棚田  谷水は、周辺の山々と調和した美しい棚田地区。耕作放棄地が少なく、水稲やばれいしょの生産が行われており、この積極的な耕作と日々の見回りが、地すべり地帯でもあるこの地区の災害防止に大きな役割を果たしています。
日向棚田(東彼杵郡 川棚町)  日向棚田  日向の棚田は、先祖代々から土地に対する愛着心、水田耕作への意欲が高く、耕作放棄地が比較的少ない地区です。棚田の営業や水路などについては、関係地区単位で管理しており、水田畦畔舗装事業の実施により水源かん養機能が大いに発揮されています。
大中尾棚田(長崎市 外海町)  大中尾棚田  大中尾地区の棚田は、石積みなどの貴重な農村景観を残す地域で、町内の水稲作の中心地帯となっています。また、耕作者で、組織する水路管理組合によって用水路の維持管理・補修、年数回の用水路の清掃や除草など、棚田の保全活動も積極的に実施されています。

 

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