諫早湾干拓事業の内容

事業の目的

優良農地の造成

 調整池を水源とするかんがい用水施設が整備された大規模で平坦な生産性の高い農地を造成すること。

防災機能の強化

 高潮、洪水に対する諫早湾干拓背後の旧干拓地の防災機能を強化すること。

諫早湾干拓地と背後地の航空写真です。

事業計画の概要

事業工期     昭和61年度から平成19年度まで

関係地域     長崎県諫早市(旧諫早市、森山町、高来町)、雲仙市(吾妻町、愛野町)

各面積      流域面積249平方キロメートル、締切面積3,542ヘクタール、干拓面積816ヘクタール、調整池面積約2,600ヘクタール

中央干拓農地等 581ヘクタール
小江干拓農地等 91ヘクタール
宅地等用地 9ヘクタール
道路、水路等 135ヘクタール
合計 816ヘクタール

 

中央干拓地のドローン撮影画像です。

中央干拓地(標準区画6ヘクタール)

小江干拓地のドローン撮影画像です。

小江干拓地(標準区画3ヘクタール)

宅地等用地に建設されている集出荷施設です。

宅地等用地(集出荷施設)

 

総事業費     2,530億円

主要施設

  • 潮受堤防 延長7,050メートル、堤頂標高プラス7メートル、北部排水門6門、南部排水門2門
  • 内部堤防 延長11,070メートル(中央干拓地7,800メートル、小江干拓地3,270メートル)堤頂標高プラス3.5メートルから4メートル
  • 調整池  管理水位標高マイナス1メートル、有効調整容量79,000千立方メートル、計画高水位標高プラス2.16メートル
  • 排水機場 1ヵ所(中央干拓地)
  • 揚水機場 2ヵ所(中央干拓地、小江干拓地各1ヵ所)

潮受堤防です。

潮受堤防(写真右が諫早湾、写真左が調整池)

北部排水門海側

北部排水門

 

その他

 国営諫早湾干拓事業で造成された潮受堤防は、長崎県が一般に開放するための道路として整備し、諫早市高来町と雲仙市吾妻町を約7キロメートルで結ぶ堤防道路(雲仙多良シーライン)として多くの方に利用されています。

堤防道路を通る車両です。

堤防道路(雲仙多良シーライン)

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  • 諫早湾干拓課
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    長崎県長崎市尾上町3番1号
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