諫早湾干拓農地の営農
平坦でかんがい施設が整備された大区画の畑地帯
諫早湾干拓農地は標準的な区画が中央干拓地では6ヘクタール(100メートル×600メートル)、小江干拓地では3ヘクタール(100メートル×300メートル)と、他に類をみない大区画ほ場で、平野が少ない長崎県では貴重な農地であり、各ほ場には調整池を水源とするかんがい施設が整備されています。
諫早湾干拓農地では、その特性を活かして、大規模で効率的な農業経営が展開されており、露地栽培ではレタス、たまねぎ、キャベツ等が栽培され、青果物だけでなく、加工業務用野菜としても生産され、国内有数の産地が形成されています。施設園芸では大区画ほ場に大規模に集約してビニルハウスが建設されており、環境制御装置が導入されたビニルハウスでは先進的で生産性の高い農業生産が行われています。諫早湾干拓地の営農[PDFファイル/1MB]
環境保全型農業の推進
諫早湾干拓農地はミネラル分が豊かな干拓土壌を活かして、化学農薬と化学肥料の施用を減らした環境保全型農業を推進しており、諫早湾干拓農地を経営する農業者全員が、みどりの食料システム法に基づく「ながさきグリーンファーマー」の認定を受けています。
旧干拓地の営農
畑利用の拡大
諫早湾干拓の防災機能により旧干拓地の排水不良が改善され、淡水化した調整池があることで旧干拓地の農業は塩害や潮風害の心配が軽減されました。
潮受堤防により諫早湾が締め切られてから、旧干拓地では適切な水管理が可能となって水田の転作(大豆)が進み、湛水リスクが解消したことでビニルハウスも建設されるようになりました。露地野菜でもブロッコリー等の新たな品目が導入される等、旧干拓地の水田では畑利用が拡大しています。背後地での営農[PDFファイル/507KB]
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- 諫早湾干拓課
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