鳥獣対策マニュアル

防護柵の維持管理

防護柵は、ただ並べただけでは圃場を守れません。
野生鳥獣の生態を踏まえて適切に設置し、防護柵を破られないよう点検を続ける必要があります。

 

病害虫・雑草防除基準

令和4年病害虫・雑草防除基準(有害鳥獣類)

長崎県では病害虫・雑草防除基準を作成しています。
その中から有害鳥獣に関する部分を抜粋しています。

 

イノシシ

長崎県全域に生息している大型の野生動物です。
人里への出没が増加し、県内の農業に深刻な被害を与えています。
身体能力も学習能力も高いイノシシには、正しい対策知識が必要です。

シカ

長崎県では対馬、五島列島、長崎半島の八郎岳周辺に生息している大型の野生動
物です。近年は佐世保市など県北地域においても生息が確認されています。
野生動物の中でもシカは、高密度生息地域では農業だけでなく林業や生態系など
被害が多岐にわたります。

サル

 

カラス

ハシボソガラスとハシブトガラスが県内全域に生息しています。
農作物に被害を与えるほか、ごみステーションを荒らす、小型のペットを捕食する、巣の近くを通った人間を襲うといった環境被害、人身被害も引き起こします。

 

アライグマ

海外から持ち込まれた雑食の動物で、飼育や移動が法律で禁止されている特定外来生物に指定されています。
日本に天敵が存在しないため、全国的に増加傾向です。
長崎県では県北地区を中心に出没していますが、諫早市、大村市でも確認されており、生息域の拡大が懸念されます。

 

タヌキ

県内全域の森林に生息しているイヌの仲間です。
前述のアライグマや、イタチの仲間であるアナグマとよく混同されるため、見分け方をマニュアル内で解説しています。
「タヌキのしわざだと思っていたらアライグマだった」といった誤解がないよう、併せてご覧ください。

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