洋上風力発電に係るゾーニング実証事業

洋上風力発電のゾーニングを行う目的、背景

 近年、本県周辺海域において事業者による洋上風力発電事業計画が具体的に進められているほか、複数の事業者から机上の検討を行なっている旨の報告もある状況であり、本県周辺海域が大規模な洋上風力発電事業の適地として注目されていることがうかがえます。仮に無秩序な開発が行われた場合、複数事業により生活環境、景観、自然環境への累積的影響が懸念されるうえ、特に本県には世界文化遺産である「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産が複数市町に点在しており、文化的景観の価値保全の観点から特段の配慮が必要となっています。

 一方、本県は海洋エネルギー関連産業の集積を促進することによる県内企業の活性化を目指しており、洋上風力発電事業の商用化を見据えた取組を産学官連携により推進しています。

 また、県内の一部の市町では、洋上風力発電事業と地域が共生することにより、一次産業の活性化と地域の賑わい創出を実現させることを目指した具体的な取り組みが進められております。

 本事業では、このような背景を鑑み、洋上風力発電のゾーニングを行うことにより環境配慮・地域共生型の洋上風力発電事業の導入を促進することにより関連産業の市場を拡大し、県内企業の振興に資することを目的としています。

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