福建会館(正門・天后堂・番人屋・基壇・石段・石塀・レンガ塀・石畳・石垣)
ふっけんかいかん(せいもん・てんこうどう・ばんにんや・きだん・いしだん・いしべい・れんがべい・いしだたみ・いしがき)
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登録番号:景資第2-98号
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登録日:平成19年10月9日
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所在地:長崎市館内町
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所有者:法人
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明治元年(1868年)、「八ビン(はびん)会館(ビンは正式には門構えに虫の表記とする。)」として発足し、その後明治30年に建物を全面的に改築し、福建会館と改称した。
会館本館の建物は、原爆により倒壊したため、現存するのは、正門と天后堂などである。
正門は、三間三戸の薬医門形式で、中国風の要素を若干含んでいるが、組物の形式や軒反りの様子、絵様の細部など、主要部は和様の造りとなっている。これに対し、外壁レンガ造の天后堂は、純正な中国風を基調とし、一部木鼻や欄間は、和様に従っている。このように、様式的には和・中の併存であり、中国との交流の歴史が凝縮された建造物であると言える。
長崎市指定有形文化財。
※建築用語の解説
絵様:日本建築で、梁や木鼻などに施される彫りの浅い彫刻
木鼻:木端ともあらわされる様に「木の端」を意味し、複数の縦柱を横に貫いている柱や梁等の端に付けられた彫刻
欄間:天井板と鴨居の間の空間(障子や襖と天井までの空間)
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