平成21年度は、跡地活用の基本理念や、それを踏まえた具体的な方向性について、専門的かつ多角的な意見を求めるため、平成21年8月に設置した「長崎県県庁舎跡地活用懇話会」において、埋蔵文化財予備調査を含む現庁舎敷の歴史的位置づけや都市構造上の位置づけを整理したうえで、アイデア募集の結果も参考としつつ、活発な議論をいただき、その結果を「長崎県県庁舎跡地活用に関する提言」として取りまとめ、平成22年1月に知事及び長崎市長へ提出いただきました。
平成22年1月29日に、長崎県県庁舎跡地活用懇話会から知事に対して提言が行われました。
【主な内容】
会長(片岡委員)、副会長(菊森委員)の選任、意見交換等を行った後、現庁舎周辺の視察を行いました。
【主な内容】
・懇話会の片岡会長を部会長に選任しました。
・現庁舎敷の歴史・地形等の特性、都市再生に向けた検討状況を整理することとなりました。
・文化財の制度について整理を行うこととなりました。
・「基本理念」について、部会長と協議して事務局素案を作成することとなりました。
・これらを踏まえて、改めて作業部会を開催し、その上で懇話会を開催することとなりました。
【主な内容】
懇話会からの提言を構成する「基本理念」、「基本的な方向」、「想定される活用例」について、会長私案をもとに議論しました。その結果、以下の通り修正等を行うこととなりました。
・「基本理念」は思いを強く訴え、説得力のある内容に修正
・「基本的な方向」は委員の意見を踏まえ一部修正
・「想定される活用例」は各委員にアイデアの提出を依頼
【主な内容】
「基本理念」については概ね了承され、「基本的な方向」や「期待される活用方法」は委員の意見を踏まえ、一部修正することとなりました。
【主な内容】
懇話会からの提言(案)について議論が交わされ、会長一任のもと若干の修正を加えることを前提に了承されました。
会議資料【分割版】
資料(「長か峰」の歴史変遷レポート)[PDFファイル/7MB]
県庁舎敷地は「周知の埋蔵文化財包蔵地」(注)とされていることから、県庁舎跡地活用の検討と併せて、埋蔵文化財予備調査(試掘)を実施しました。
注) 「周知の埋蔵文化財包蔵地」の名称:長崎西役所跡
※ 「周知の埋蔵文化財包蔵地:貝づか、古墳その他埋蔵文化財を包蔵する土地として周知されている土地
【調査期間】 平成21年8月21日から8月29日まで
【試掘結果】 以下の調査箇所図に示す2箇所で試掘を行いました。
・調査箇所(1) 「江戸時代の遺物包含層」を確認しました。
・調査箇所(2) 遺構等が存在する可能性がある土層が既に削り取られていることが確認されました。
このため、この箇所では何も発掘されませんでした。
【調査結果】 文献調査の結果や、これまでの旧庁舎と現庁舎の建設の歴史と、今回の調査結果を併せて考えると、以下のとおり推測されます。 (1) 正面玄関付近においては、「江戸時代の遺物包含層」が残っているのではないかと推測されます。このため、この範囲を開発するにあたっては、本格的な埋蔵文化財発掘調査の必要性が認められます。
(2) 南口付近や、現庁舎の建物の下及び中庭においては、「江戸時代の遺物包含層」が建物建設等において攪乱されているため、遺構等が存在する可能性は、低いものと推測されます。
調査箇所図 土層図(調査箇所(1)
埋土層出土品 江戸時代の遺物包含層出土品
平成21年7月22日(水)から8月28日(金)まで、県民・市民のみなさまからのアイデアを募集しました。
アイデア募集結果
アイデア募集結果記者発表資料かがみ[PDFファイル/44KB]
県庁舎整備基本構想のアイデア 調査結果概要 [PDFファイル/616KB]
現庁舎の跡地活用のアイデア 調査結果概要[PDFファイル/4MB]
県庁舎整備基本構想 アイデア提案内容[PDFファイル/1MB]
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