長崎県では、これまで昭和32年の諫早水害、昭和57年の長崎大水害など数多くの大水害に見舞われております。また、昭和30年代後半から昭和40年代にかけての長崎砂漠と呼ばれた水不足や、平成6年から平成7年にかけての大渇水などの水源不足にも悩まされてきております。
これらは、長崎県の河川が地形的特徴である、流域が小さく、急流河川であり、水害を受けやすいと同時に、水を貯める能力が低いことが一因となっており、ダムに頼らざるを得ない地勢条件にあります。
そのため、県では河川改修とダムの最適な組み合わせにより治水対策および利水対策を進めてきており、大村市の萱瀬ダムをはじめとする多目的ダムや、波佐見町の野々川ダムをはじめとする治水ダムを数多く建設し、これまでに35ダムが完成しております。
このダム数は、国土交通省所管の県が管理するダムの数としては日本一となっております。
現在、県が建設を進めているダム事業は、長崎市の長崎水害緊急ダム事業の浦上ダムと、川棚町の石木ダムの2ダムとなっており、諫早市の本明川ダムについては国が建設を進めているところです。
※現在管理を行っている35ダムの情報については、各振興局・ダム管理事務所のホームページをご確認ください。
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