ダムの地盤

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(新)Q.石木ダムサイト付近の地盤は水を通しやすい(高い透水性)ため、遮水対策に膨大なコストが必要であると考えられますが、これらのコストは事業費に適正に見積もられているのでしょうか?

・石木ダム建設予定地の地盤評価については、県ではこれまでに多くのボーリング調査や、直接岩盤を観察するための小さなトンネル(横坑)を掘るなどの、地質調査を実施し、総合的な地質解析・評価を行い、ダム建設に支障がないことを確認しています。

・ダムサイト付近においては、地下水位が低い部分がありますが、通常、他ダムでも実施しているセメントミルクを岩盤に注入する基礎処理工で対応することとしており、その費用については令和6年度の再評価で見直し計上しています。

(新)Q.石木ダム周辺の地盤は水を通しやすく、また、周辺の地下水位がダムの常時満水位より低いことから、ダムに流入し貯留した水が漏れてしまい、水が貯まらない可能性があるのではないのでしょうか?仮に貯水池周辺全体において漏水対策を行えば、莫大なコストを要することになるのではないでしょうか。

・ダムサイトを選定するにあたって、貯水池となる周辺の現地踏査を行った結果、湛水後の最高水位(サーチャージ水位)よりも高標高部で、湧水、沢水、ため池が存在しており、地下水位が湛水後の最高水位以上に存在することを確認しています。

・そのため、ダムに流入し貯留した水が漏れ、水が貯まらないとは考えておりません。

Q.石木ダムの基礎地盤はダム建設予定地として適していますか?

 石木ダムの地盤は、今からおおよそ1,000万年から2,000万年前の火山活動に伴い噴出した溶岩によってできています。この溶岩は、佐賀県にある不動山付近を噴出源とすることから、不動山安山岩と呼ばれています。この安山岩はとても硬いことから、石木ダム規模のダムを建設する際の基礎地盤としては十分な強度を有しています。
 なお、岩盤の亀裂については、セメントミルクを注入することで、水漏れに対しても処理することができます。

石木ダム予定地の岩盤

Q.ダム完成後の漏水防止のために行う基礎処理工(カーテングラウチング)とは、どんな工事をするのですか?

グラウチング施工概要

グラウチングの種類と施工範囲

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