環境保健研究センターでは、11月11日(土)に施設の一般公開を開催しました。
一般公開では、当センターの業務紹介を行うとともに、子どもたちの科学技術への関心、環境問題・気候変動・保健衛生に関する県民の皆様のご理解が深まるよう、おもしろ実験・様々な展示などを行いましたので、当日の様子をご紹介します。
【参考】令和5年度_一般公開チラシ[PDFファイル/1MB]
受付にて
ご来場いただいた皆さんを、対馬からやってきたツシマヤマネコ「ろくべえ」くんがお出迎え!
研究ゾーンの紹介
今年は少しだけ研究ゾーンを公開しましたが、まだまだ実験室は多くあります。TVモニターを使って残りの研究ゾーンや業務内容の紹介も行いました。
ツシマヤマネココーナー
当センターでは遺伝子による動物種の判別など、対馬市にだけ生息しているツシマヤマネコの生態調査に協力しています。当コーナーでは、ツシマヤマネコの写真や糞のサンプルなどの展示などを行いました。
マイクロプラスチック展示コーナー
5ミリメートル以下の小さなプラスチック(マイクロプラスチック)の調査研究に関する展示です。今回は砂の中のマイクロプラスチックを顕微鏡で探してもらいました。一番小さな0.3ミリメートルのものは探すのに一苦労だったようです。このほか、実際に川の水の中から見つかったマイクロプラスチックを観察してもらいました。験
・気候変動って何だろう
大村湾・水辺の生き物展示コーナー
身近な、しかし普段あまり見ることのない大村湾や県内の水辺の生き物を展示しました。ウミウシやアメフラシなどミニ水族館のような雰囲気で子ども達はもちろん、大人にも大人気のコーナーとなりました。
食品検査官体験
食の安心・安全を守る食品検査官の疑似体験コーナーです。ちりめんじゃこの中に潜むカニやイカなどの異物を探し出す体験をしたいただきました。探し出したカニなどはレジンで固めてキーホルダーに加工、お土産として喜ばれていました。
雲の発生実験・海洋酸性化実験
気候変動の影響に関連した実験として、雲の発生実験と海洋酸性化実験をしていただきました。
雲ができる仕組みを熱心に聞いたり、海水が酸性になり青から黄色に変わる瞬間を驚きとともに楽しまれていました。
クイズで学ぼう感染症
目には見えないウイルスや細菌が引き起こす感染症や食中毒についてクイズを行いました。
クイズをとおして感染症について楽しく学ぶことができたようです。ツシマヤマネコのろくべえ君と一緒に参加された方も!
微生物検査体験
微生物検査で使用する、防護服の着用やマイクロピペットなどの器具の操作を体験していただきました。
普段の生活では使うことのない器具を手に取り興味深そうに作業されていました。
最後に
当日は天候にも恵まれ、たくさんの方々にご来場いただき大盛況となりました。
子どもたちの驚きと笑顔にふれることができ、私たちにとっても楽しい時間となりました。
次回、更にパワーアップした企画・展示を検討しますので、ぜひまたお越しください。
ありがとうございました!
おまけの写真
最後のお見送りとイベントが終わって黄昏ている「ろくべえ」君
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- 環境保健研究センター
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長崎県大村市池田2丁目1306番地11 - 電話番号 0957-48-7560
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