国内・国外からの大量の海岸漂着物等によって、海岸環境の悪化や海岸機能の低下、漁業への影響等が引き起こされており、こうした状況に対応するため「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律」(海岸漂着物処理推進法)が制定(平成21年7月)されるとともに、国の基本方針が策定(平成22年3月)されました。
さらに、「海岸漂着物等」に沿岸海域において漂流し、又はその海底に存する漂流ごみ等を追加するとともに、海域におけるマイクロプラスチックの抑制に関し、基本理念を定め、事業者の責務を明らかにするため、平成30年6月に一部改正されました。
本県では平成14年10月に県・市町・関係団体で構成する「長崎県漂流・漂着ごみ問題対策指針」、平成18年3月に「長崎県漂流・漂着ごみ問題解決のための行動計画」を策定して漂着ごみ対策に取り組んできましたが、平成21年の海岸漂着物処理推進法の制定により、総合的な海岸の環境の保全を図るため、同法に基づく地域計画である長崎県海岸漂着物対策推進計画(令和3年3月変更)[PDFファイル/4MB]を策定し、海岸漂着物対策を推進しています。
しかしながら、海岸に漂着するごみは、取り除いても繰り返し流れ着くことから、海岸管理者や地元行政の取り組みだけではその対応が追いつかないこともあります。そのため、海岸漂着物対策を推進するに当たっては、地元市町などの対策に加え、ボランティアによる協力が不可欠であるといえます。
こうしたことから、地域の皆様やボランティア団体の皆様が、安全かつ適切に海岸清掃活動を実施できるよう支援するため、「長崎県海岸清掃マニュアル(県民活動編)」を作成しております。
長崎県海岸清掃マニュアル【県民活動編】[PDFファイル/2MB]
海洋ごみのうちプラスチック類は非常に多くみられ、世界の海洋プラスチックごみの約8割が陸域から発生していると言われており、近年、海洋ごみが漂着する海岸、沿岸域だけでなく内陸域も含めて広い範囲で関係者が一体となった対策の必要性が高まっています。
このたび、県内の「ある市町」の散乱ごみの状況調査の結果も踏まえ、海洋ごみの発生抑制を進めていくために啓発資料を作成いたしました。
子供から大人まで利用いただける内容になっていますので様々な場でご活用ください。
プラスチックが海を汚染しているって本当?![PDFファイル/2MB]
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