平成29年12月9日(土曜日)12時から12時30分
年末の交通安全県民運動について
長崎県県民生活部 交通・地域安全課 谷川 しのぶ(たにがわ しのぶ)
平成29年12月13日(水曜日)から12月22日(金曜日)までの10日間実施される「年末の交通安全県民運動」の重点などについて広報啓発を行い、高齢者の交通事故や飲酒運転事故などを防止する。
発生件数、負傷者数は前年同期と比べ減少しているが、死者数については増加している。
交通死亡事故多発警報の発令について(今年は2回発令)
この運動は、広く県民の皆様に交通安全の浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けていただき、交通事故防止の徹底を図ることを目的としている。
平成29年12月13日(水曜日)から12月22日(金曜日)までの10日間
飲酒運転の根絶
子供と高齢者の交通事故防止
後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
「気のゆるみ 一杯だけが 命取り」
脇見・ぼんやり運転の防止
人身事故の原因では安全運転義務違反などの脇見・ぼんやり運転が8割弱となっている。
「手のひら」で横断の意思表示
道路横断中の事故防止のため、運転者に対し「手のひら」を示して、横断の意思を伝える「安全横断手のひら運動」を県警が推進中。
飲酒運転による交通事故については、道路交通法の改正や飲酒運転根絶気運の盛り上がりなどから年々徐々に減少していたが、今年は増加している。そのため、飲酒の機会が増える時期に実施される「年末の交通安全県民運動」の機会を通じて、飲酒運転根絶の気運を更に盛りあげ、関係機関・団体が各種の取組を強力に推進していることにより、県民の交通安全意識の一層の向上を図っていく必要がある。
子供の事故防止としては、「道路に飛び出さない」などの交通ルールを守る。高齢者の交通事故防止については、本県では全死者数に占める高齢者の構成率が7割以上と高い状況である。また、高齢運転者による死亡事故も約半数となり増加している。
高齢者の交通事故防止対策として、県警をはじめ関係機関において、参加・体験型の交通安全講習会、反射材の効果についての説明と活用についての指導、子供・保護者・高齢者の三世代によるイベントなどを展開している。
そこで、この運動を通じて、通学路などにおける保護誘導活動、高齢運転者に対する交通安全講習会への積極的な参加の呼びかけ、高齢歩行者に対する外出時における反射材用品着用の呼びかけ、一般運転者に対する横断歩道での歩行者保護の徹底や夕方など早目のライト点灯の励行、関係機関・団体では、セーフティ・サポートカーの普及啓発活動などを行っている。
長崎県の一般道での後部座席のシートベルト着用率は約30%である。
シートベルトやチャイルドシートは、衝突を伴う交通事故の際の身体への衝撃を大きく軽減させる役割がある。
県民に対して、後部座席を含む全ての座席のシートベルト着用やチャイルドシートの使用徹底について啓発を図る。
12月13日(水曜日)広報活動強化の日
12月15日(金曜日)、22日(金曜日)飲酒運転根絶啓発強化の日
12月20日(水曜日)街頭指導活動強化の日
車を運転する人も、歩行者もそれぞれが交通ルールを守り、交通マナーを高めて交通事故をなくしましょう。