知事への提案[令和4年度 交通・運輸]

このページを印刷する

 

  令和4年度(2022年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

[知事への提案ページへもどる]

 

目次

佐世保市と長崎市の交通の便について

意見・提案
内容等

 佐世保市と長崎市の交通の便が良くありません。お互い独立している感じで、それぞれ不便に思っていないのかもしれませんが、IRを進めるにしろ引き下がるにしろ、ハウステンボスなど佐世保近郊周辺と長崎との交通ははっきり言って悪いです。長崎以外から来る人達にとっては、長崎にようやく辿り着くのに、そこからまた移動が長いと、リピーターは増えないと思います。せっかく海がつながっているのだから、起伏の多い陸路にこだわらず、高速船で各地を繋げるために、補助を出しても良いのではないかと思います。佐世保と長崎を行ったり来たりする機会がある身としては、二つの距離感は、けっこう長い、が正直な感想です。

受付日:2022年5月20日 [県外 30代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 佐世保市と長崎市間の交通の便については、現状、高速バスが所要時間約1時間30分で、1時間に1~2本運行されております。また、JRの快速シーサイドライナーが所要時間約2時間で、1時間に1本程度運行されております。
 ご提案にありました高速船を使った接続については、九州新幹線西九州ルートや長崎空港24時間化、また、IR誘致を見据えた交流人口の拡大に向けた対応の参考にさせていただきたいと考えております。

目次へもどる

 

西九州新幹線開業に伴う並行在来線の利便性について

意見・提案
内容等

 長崎県としても西九州新幹線の全線フル規格を望んでいらっしゃると認識しています。そのために長崎県が出来ること、すべき事の一つとして、「並行在来線」区間のうち、特に利便性低下が心配される諫早駅〜肥前鹿島駅間の利便性を出来るだけ高めること、その区間の沿線の活性化を図ることが必要です。長崎県が取り組むべきは県内区間である諫早駅〜西諌早駅〜小長井駅〜長崎県営バス県界バス停付近の区間の駅周辺。そこに生活や仕事で必要になる各種施設を地道に集めていく。こういう取り組みを地道に取り組んで行くことも佐賀県側の新幹線整備に対する考え方を良い方向に変えることになるでしょう。なぜなら、佐賀県側の方々が新幹線整備に否定的になる理由の一つが「並行在来線問題」による在来線の利便性低下への懸念という要素もあるからです。そのため、長崎県が行なう新幹線による駅前開発等の各種取り組みは新幹線設置駅だけでなく、むしろ並行在来線でも行なうことが重要になってきます。このほか、肥前鹿島〜諫早〜長崎間を直通する普通・快速列車を更に増やし、新幹線が通らない区間の鉄道利便性を向上できるような取り組みを進めるべきです。増便や駅の有人化及び有人駅の有人時間帯を増やすなどの積極策が取れるような財政的支援や、鉄道品質向上への原資確保のため、あえて鉄道運賃の値上げを容認するなども検討し実行すると良いでしょう。(JR路線全般の)通学定期運賃等の値上げも認めた上で定期券購入に補助金を出すなどの施策も考えました。※運賃の値上げは鉄道品質向上(例:増便・有人駅化・速達化・ICカード導入やICカードによる割引サービス等)を必ず行なうことが条件です。
 西九州新幹線関連の対策で最も大事なのは、並行在来線区間の利便性向上とその区間の地域活性化です。「新幹線と在来線両方の活用と組み合わせによる全体の利便性向上」という考え方に基づいた各種取り組みが西九州新幹線の最終的な全線フル規格につながります。

受付日:2022年5月26日 [県外 30代]

県の回答

【回答課:新幹線対策課】
 西九州新幹線開業に伴い、上下分離方式へと移行されることになるJR長崎本線(肥前山口~諫早)沿線の利便性確保や地域振興は、非常に重要な問題であると県としても認識しております。
 本県は、これまでもJR九州に対して、当該区間の列車運行サービスが低下しないよう要請を行っております。
 今年秋の上下分離方式移行に伴い、当該区間の鉄道施設は、佐賀、長崎両県で設立した一般社団法人が維持管理を行うこととなっておりますので、県も機会を捉えて当該沿線住民の方々と直接、意見交換をさせていただいているところです。
 また、西九州新幹線開業にあわせて、西九州地域を一周するJR九州の新しいD&S列車「ふたつ星4047」が当該区間を運行することになっており、当該列車を活用したまちおこし、地域活性化策等も今後、沿線地域の諫早市を中心に検討が進められるものと考えております。
 今後も引き続き、諫早市と連携しながら沿線地域の活性化に力を注いでまいります。

 目次へもどる

河川交通事業について

意見・提案
内容等

 ここ数年、新型コロナウイルスの蔓延での、外国人観光客の入国制限や日本国民の外出自粛により、交通事業も右肩下がりだと思います。中には交通事業が廃業やダイヤの大幅減少で生活に困る地方の集落の方が増えてしまった自治体もあるかと思います。
 そこで「河川交通事業」を取り入れてはどうかと思いました。江戸時代と違い、現代の船はエンジンが動力だから、上り坂も登ることが出来ます。よほど天候が悪い時以外は運航出来るし。そうすれば、一部の自治体同士では河川交通を使用することで移動が便利になり地域活性化に繋がるかも知れません。

受付日:2022年6月16日 [県外 40代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 ご提案にありました「 河川交通事業 」について、 説明させていただきます。
 本県の地理的特性としては、平地が少なく急峻な地形で、複数自治体をつなぐ大きな河川もないことから、河川交通の航路の実現は難しいと考えております。
 一方で、本県は三方を海に囲まれ離島も多く、海上交通が盛んでありますので、海上交通の利便性向上や利用促進に、地元自治体とともに取り組んでまいりたいと考えております。

 目次へもどる

ORCについて

意見・提案
内容等

 昨日、ORCに提案したんですが、たしかORCは長崎県から補助を受けてますよね?報道によるとCOVID19が無い時には、対馬への観光客は韓国人が大半だったと聞いております。韓国人の人口の9割の人が、首都ソウルに住んでると聞きます。ソウルに住んでる人が、対馬に旅行する場合、ソウルから国内線の飛行機に乗って、またはソウルから釜山まで鉄道に乗って、釜山港に行って港から船で対馬に来るものと、思われます。なんでORCを対馬から金浦に飛ばさないんでしょうか?対馬にもイミグレーションも税関もありますよね?あれだけの韓国人が対馬に来て、それがもっと楽に来れるように成ったら、もっともっと対馬が栄えるんじゃ無いでしょうか?ついでのソウル⇔対馬にコネクティングフライトで対馬⇔長崎があったら、韓国人が金浦⇔対馬⇔長崎で長崎市内にももっと観光に来るのでは?

受付日:2022年6月28日 [県外 70代以上]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 この度は、県へのご意見をいただきありがとうございます。
 運航事業者であるオリエンタルエアブリッジ社(ORC)においては、路線維持に必要な最低限の機材を保有し運航を継続しているところであり、県は、この運航費等の一部を支援しております。
 ご提案のありました対馬への韓国人観光客については、新型コロナウイルス感染症の拡大以前から日韓関係の影響を受けて大幅に減少するなど、国際情勢の変化を受け不安定な側面もございます。
 ORCにおいては、厳しい経営環境の中、経営改善や利用促進の取組、また、大手航空会社とのコードシェアや関東・関西からの乗継など利便性向上等に努めているところであり、県としても、引き続き、離島路線の安定的な維持・確保に取り組んでまいります。

 目次へもどる

長崎新幹線の武雄-新鳥栖間の工事について

意見・提案
内容等

 先日開通した長崎新幹線の武雄-新鳥栖間の工事についての提案。
 現状のままでは、佐賀県の同意が得られず工事は着工できません。
 まず佐賀県が同意する提案を長崎県から提出されてはいかがでしょうか。佐賀県が同意する条件として想定されることは、新幹線の広軌の幅で武雄-新鳥栖間の工事費は0円であれば同意するでしょう。国と長崎県が用意すれば解決するでしょう。
 また新幹線が開通の条件に現在の武雄~鳥栖間の第3セクターなどの切り離しをJR九州とまとめる必要があるでしょう。
 佐賀県は工事費0円と第3セクター切り離しの2つの条件をもちこめば、武雄-新鳥栖間の工事は着工し2035年度までには工事が完成し、長崎~新鳥栖ー博多―新大阪直通の3時間から3時間30分のかもめの新大阪行きが実現できると思います。
 長崎県が先行投資と考えると、この案は将来の長崎県の発展の鍵です。是非検討お願いします。

受付日:2022年10月29日[県外 70代以上]

県の回答

【回答課:新幹線対策課】
 新幹線の建設費については、「全国新幹線鉄道整備法」において「国及び当該鉄道の存する都道府県が負担する」とされており、現行の制度の下では、佐賀県内の工事費を本県が負担することはできません。
 新鳥栖~武雄温泉間をフル規格で整備する場合における、財政負担や在来線など、佐賀県が課題としている点については、現在、与党PT九州新幹線(西九州ルート)検討委員会において検討が進められているところです。
 その中で、財政負担については、フリーゲージトレイン導入断念等の経緯や佐賀県の事情を踏まえ、「佐賀県の財政負担の特段の軽減を図るべく検討を進めていく必要がある」との見解が示されており、また、在来線については、「経営分離を前提とせず、JR九州が運行を維持することが不可欠」とされているところです。
 本県としては、西九州地域全体の発展のため、整備方式に関する議論が前進するよう関係者と検討を重ねてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 目次へもどる

西九州新幹線について

意見・提案
内容等

 先日開通した長崎新幹線の武雄-新鳥栖間の工事についての提案。
 現状のままでは、佐賀県の同意が得られず工事は着工できません。
 まず佐賀県が同意する提案を長崎県から提出されてはいかがでしょうか。佐賀県が同意する条件として想定されることは、新幹線の広軌の幅で武雄-新鳥栖間の工事費は0円であれば同意するでしょう。国と長崎県が用意すれば解決するでしょう。
 また新幹線が開通の条件に現在の武雄~鳥栖間の第3セクターなどの切り離しをJR九州とまとめる必要があるでしょう。
 佐賀県は工事費0円と第3セクター切り離しの2つの条件をもちこめば、武雄-新鳥栖間の工事は着工し2035年度までには工事が完成し、長崎~新鳥栖ー博多―新大阪直通の3時間から3時間30分のかもめの新大阪行きが実現できると思います。
 長崎県が先行投資と考えると、この案は将来の長崎県の発展の鍵です。是非検討お願いします。

受付日:2022年10月29日[県外 70代以上]

県の回答

【回答課:新幹線対策課】
 新幹線の建設費については、「全国新幹線鉄道整備法」において「国及び当該鉄道の存する都道府県が負担する」とされており、現行の制度の下では、佐賀県内の工事費を本県が負担することはできません。
 新鳥栖~武雄温泉間をフル規格で整備する場合における、財政負担や在来線など、佐賀県が課題としている点については、現在、与党PT九州新幹線(西九州ルート)検討委員会において検討が進められているところです。
 その中で、財政負担については、フリーゲージトレイン導入断念等の経緯や佐賀県の事情を踏まえ、「佐賀県の財政負担の特段の軽減を図るべく検討を進めていく必要がある」との見解が示されており、また、在来線については、「経営分離を前提とせず、JR九州が運行を維持することが不可欠」とされているところです。
 本県としては、西九州地域全体の発展のため、整備方式に関する議論が前進するよう関係者と検討を重ねてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 目次へもどる

  [知事への提案ページへもどる]

 

このページの掲載元

  • 県民センター
  • 郵便番号 850-8570 
    長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-894-3441
  • ファックス番号 095-826-5682