知事への提案[令和4年度 土木]

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  令和4年度(2022年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

長崎小江スケートパークについて

意見・提案
内容等

 長崎小江スケートパークを先日利用しました。随分と躯体にコストをかけたであろう立派なサイン(屋外広告物)が数基、設置されていましたが全て板面の表示が完全に判読不能なまでに劣化しておりアウト。またトイレには紙なしでした。改善をよろしくお願いします。

受付日:2022年4月18日 [県内 50代]

県の回答

【回答課:長崎港湾漁港事務所】
 県へのご意見をいただきありがとうございます。
 ご指摘の「長崎小江スケートパークの屋外広告物の劣化による判読不能」についてですが、現在、施設の利用促進に向けて、関係者と検討を行っているところであり、板面の表示についても改善を検討しているところです。また、「トイレの紙が不足していた」ことにつきましては、毎週清掃時に補充しておりますが、不足することが極力無いように適切な管理に努めてまいります。

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女神大橋のライトアップについて

意見・提案
内容等

 長崎港の玄関口とも言える女神大橋は夜になると目立たなく寂しさを感じます。稲佐山から眺める夜景を今まで以上に女神大橋を鮮やかにライトアップして、長崎のシンボルとして、例えば、東京で言えば、東京タワーやスカイツリー、レインボーブリッジ、横浜では横浜ベイブリッジのように派手なイルミネーションとは言いませんが長崎をもっと元気になるようにお願いしたいと願っております。

受付日:2022年5月3日 [県内 50代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案をいただきました「女神大橋のライトアップ」につきまして回答いたします。
 女神大橋では、夜景の美しい長崎港周辺の魅力をさらに高めるため、年間を通してライトアップを行っております。ライトアップの時間帯は日没から23時までを基本とし、長崎港でイベントが開催される日などには、様々な色やパターンが表現できるLED照明器具による演出照明を、長崎港の航路利用者と調整のうえ実施しております。
 2012 年以降、世界新三大夜景に認定された長崎の魅力ある夜景の一部を担う女神大橋のライトアップを今後も引き続き実施してまいります。
 今後とも、より良い道路行政を進めてまいりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願い致します。

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空き家対策について

意見・提案
内容等

 長崎市内のみならず、長崎県内の僻地や離島などに空き家が増え続けている問題についての提案です。近年災害が大型化しており、今後も空き家が修復不可能になったり、再利用不可能な空き家が増えてくると思います。それを解体したりするには、業者に頼んで解体していると、費用が圧迫すると思うので、長崎県で継承者がいない土建屋さんや解体業などから機材や辞めた人、高齢で知識はあるけどパワーがなくなった方などを集めて、県の課として、解体課を創設してはどうかと思います。初期投資は必要かもしれませんが、そのうち近隣の佐賀県や福岡県などからも、依頼が来るようになるかもしれません。

受付日:2022年5月20日[県外 30代]

県の回答

【回答課:住宅課】
 本県の空き家の状況につきましては、○○様もご認識のとおり、増加しており、総務省の統計では、平成30年時点で長崎県内に101,500戸の空き家があります。
 空き家等の所有者等は、空家等対策の推進に関する特別措置法第3条により、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空き家等の適切な管理をする責務があるため、空き家の維持管理や解体については、空き家の所有者等が適切に対応すべきものと考えています。
 また、県内の市町においては、空き家の所有者等が空き家の解体をする際の費用を補助する取組を行っているところもあり、県といたしましては、市町が実施する空き家対策への支援を進めておりますので、ご提案いただきました、県自らが民間の空き家を解体することについては考えておりません。何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

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長崎県の景観及び石木ダムについて

意見・提案
内容等

 大変僭越と思いながら、長崎県民、市民として心配でならないことを言うことをお許しください。
 IRについては、長崎にギャンブルを行うカジノができること、悲しく思います。モナコのような上品なものにはなりようもないと思います。目の前に経済的・財政的問題があると思いますが、自然や文化の豊かな資産を大事にもっとよりよく活用する都市計画が模索されるべきではないか考えます。これは多くの県民、市民の意見でもあります。ハウステンポスもホテルヨーロッパ他、素敵なものがあるますが、その敷地がカジノに変わると聞きます。
 長崎には国内でも有数の文化財、またそれに相当するものがあります。しかし、ここ数年でも卓袱料理の富貴楼、江崎鼈甲店が解体されマンションが建つというようなことが続いています。後継者がいないなどの事情があるのはやむを得ませんが、富貴楼の建つ長崎的景観、江崎鼈甲店の貴重な店舗・工房への対応、もっと何かあったのではないかと思ってしまいます。○○○もなくなりました。富貴楼、○○○は県外の方をお連れすると、皆、感動されました。長崎の香りがするのです。
 また、県外の方は、長崎の景観の美しさに感動されます。長崎には江戸時代~明治、大正、昭和初期の貴重な文化があり、美しい景観があることを大事にして、しかも新しさも備えながら都市開発をする道があるはずではないのかと思います。失われたものは、再生するのは困難、不可能です。長崎市共に文化行政への視点が弱くなっていると強く感じています。どうか、市県民の意見や県外、国外の方達の意見も参考に、今後の長崎のことをお考えくださいますよう、お願いします。石木ダムについては、ほんとうに開発を進める必然性があるのでしょうか?

受付日:2022年6月12日[県内 60代]

県の回答

〈長崎県の景観について〉【回答課:都市政策課】
 ご意見いただきました長崎県の景観についてですが、○○様のご意見にあります通り、長崎県には、自然や歴史文化、地形及びこれらを背景としたまちなみや生業による複合的で多様な景観が地域ごとに存在し、本県の景観を特徴づけていますが、近年の経済活動や産業構造の変化などにより、これらの景観は徐々に失われつつあります。
 こうした中、長崎県におきましては、良好な景観を保全・創出し、次世代へ継承していくことが、生活環境や地域の魅力向上による定住人口及び交流人口の拡大につながると考え、平成23年に「長崎県美しい景観形成計画」を策定し、長崎らしい景観形成に取り組んできています。
 ご意見にありました富貴桜、江崎鼈甲店は、長崎県の「まちづくり景観資産」に登録されており、地域景観形成の主体である長崎市と連携して支援してきていたところですが、様々な事情で現在の状態に至っています。
 地域の景観は、例えば建築物、道路、樹木といった多様な要素から成り立っており、所有者・管理者・使用者などの多様な主体が関わっています。このため、長崎らしい景観を保全・創出していくためには、多様な主体との適切な役割分担・連携が欠かせないと考えています。
 一方、景観形成上、県の公共事業が重要な位置を占める区域については、県の創意が発揮できます。特に、長崎港臨海部は、港湾管理者が県であり、内陸部は中心市街地に接しているため、県が主体的立場で効果的にまちづくりに関与できる地域になります。そこで、長崎県では、県が主体的に関与し得る長崎港周辺のプロジェクトを主な対象として、専門家の高度な知識を投入し、優れた都市景観が形成されていくよう、平成12年度に「環長崎港地域アーバンデザインシステム」を創設しました。当システムに基づき、これまで、長崎水辺の森公園、県美術館、松が枝国際観光船埠頭、新県庁舎・新県警察本部庁舎・防災緑地、長崎駅新駅舎など臨海部に位置する施設の他、歴史文化博物館や中島川の河川バイパス等のデザインを検討してきており、後世に誇れる優れた都市景観を創出してきています。
 特に、本年の9月22日に西九州新幹線開業が予定されている長崎駅の周辺エリアにおいては、デザイン専門家と主要な事業実施機関をメンバーとする「長崎駅周辺エリアデザイン調整会議」を立ち上げ、諸施設のデザインに関する検討・調整を行い、国際交流拠点都市 長崎の玄関口にふさわしい一体的で魅力あるまちなみ景観と機能的な都市空間の創出に努めてきています。
 今後も、○○様のご意見にありますように、市県民のご意見や県外・国外の事例等を参考にしながら、市町・住民・各種団体・事業者の皆様と連携し、長崎らしい景観の保全・創出に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

<参考>
・長崎県美しい景観形成計画(長崎県HP)
/bunrui/machidukuri/toshikeikaku-kokudoriyo/keikan/90183.html

・まちづくり景観資産登録制度(長崎県HP)
/bunrui/machidukuri/toshikeikaku-kokudoriyo/keikan/29680.html

・環長崎港地域アーバンデザインシステム(長崎県HP)
/bunrui/machidukuri/tostoshikeik-kokudoriyo/kannaga/aban-kannaga/

・長崎駅周辺エリアデザイン調整会議(長崎県HP)
/bunrui/machidukuri/toshikeikaku-kokudoriyo/ekishuhendezain-toshikeikaku-kokudoriyo/dezainchosei/

〈石木ダムについて〉【回答課:河川課】

 石木ダムについては、佐世保市の安定的な水源の確保と川棚川の洪水被害の軽減を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水や減圧給水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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長崎小江スケートパークについて

意見・提案
内容等

 東京オリンピック以降、スケートボードの競技人口が増えております。長崎県内においてもスケボーパークではたくさんの子供たちを見かけるようになりました。九州大会などを見ていると本当に子供たちの技術の高さに驚かされます。他県においては広くてきれいなスケボーパークや屋内又は屋根付きの施設もあり、長崎県からも練習に行っている現実があります。提案ですが、長崎県内においても小江や諫早にスケボーパークはありますがどちらも屋外で雨の日には練習ができません。子供たちの為にも広くてきれいな屋根付きの施設があれば長崎県内及び県外からも人が来てにぎわうのではないでしょうか?

受付日:2022年6月15日 [県内 50代]

県の回答

【回答課:長崎港湾漁港事務所】
 日頃から、県政のご理解・ご協力をいただきありがとうございます。
長崎県で管理している長崎小江スケートパークは、広く一般に開放している施設であり、最近のスケートボードブームもあいまって、たくさんの方々に利用されています。
 ご提案につきましては、今後の参考にさせていただきます。

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長崎駅周辺の整備事業について

意見・提案
内容等

 長崎駅周辺の整備事業に関してご意見を送らせて頂きます。現在新幹線開通に向けて・またのちの長崎に向けて工事が進められておられますが、気になることがございます。
 本日アミュプラザ長崎より「長崎街道かもめ市場」まで歩きました。正直疲れました。それなりの距離かと思います。完成後のかもめ広場(アミュプラザ長崎)より新長崎駅までどのくらいの距離なのか不明ですが、大体今と同じ程度の距離かと推測致します。その距離を後期高齢者社会の現在で歩いてくださいというのは酷なお話しではないのでしょうか?
 日陰のような設営もあるように見えなくはありませんが、本日のような天気の日ですと暑いという一言に尽きると思います。
 国道上の既存の歩道橋に関しては、歩く歩道とされるとの事ですが、なぜその部分は歩かなければならないのでしょうか?
 JR博多シティのバス停より建物までより距離としては長いように思えます。また博多は地下があります。JR九州のHPを確認する限りではまだ検討中の段階かと思います。歩いてもらうと決まっておられる場合も、夏は特に歩くのは大変かと思います。
 本件に関して、長崎市中心部の交通結節機能強化の基本計画を拝見し、既存の長崎交通産業ビルを同じ場所で(見た目新宿バスタのように)整備するという情報を拝見しました。他県から出張で来られた方また他県に帰省される方のお土産事情をふと気になりました。公表されておられる、長崎交通産業ビルの跡地はバス停のみがあるように思えます。そのようになりますと、アミュプラザ長崎・新JR長崎駅ビル・長崎街道かもめ市場でお買い物をして頂くようにして頂ければならないと思います。
 長崎空港のようにお買い物売り場はありませんし、ご当地お土産がアミュプラザ長崎・長崎街道かもめ市場に勢ぞろいしています。そのように考えると、バス停の位置の移動の再検討もしくは距離を短く考えるような対策をご検討頂ければと思います。九州旅客鉄道株式会社・貴県・貴市等との協議により決定するものかと思いますが、地下街を作るご予定はないとは思いますので、熱中症対策ではございませんが、綺麗だから外という考え方は困難かと思います。恐れ入りますが、ご検討何卒宜しくお願い致します。

受付日:2022年7月30日[県内 30代]

県の回答

【回答課:都市政策】
 長崎市中心部につきましては、いただいた内容にあるように、令和2年7月に、「長崎市中心部の交通結節機能強化の基本計画」を策定し、交通結節機能強化の基本方針を示しました。
 基本計画では、長崎駅周辺の課題として、駅の改札口が移動したことによる乗り継ぎ利便性の低下などを挙げており、その対策として、歩行者の移動支援のために、新規に設置を予定している国道横断デッキ上に動く歩道を設置する方向性としています。また、動く歩道を設置するデッキについては、バスターミナルの再整備に向けた進捗を見ながら、駅舎方向への延伸など取付位置を検討していきます。
 また、バスターミナル再整備については、地権者の皆様の意見を伺いながら整備区域や手法の検討を進めておりますが、再整備する建物内は、バスターミナル関連施設を中心に、周囲に店舗等を配置し、土産等の買い物ができる商業空間をつくることも、イメージしているところです。
 このたびいただいたご意見につきましては、今後の整備を検討する際の参考とさせていただきます。

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 石木ダムについて佐世保の市長のお話から、現在の佐世保のダムは多くが耐用年数を超えて、ダムの水を全部抜いて工事をする必要があるとお聞きしました。しかし、そうするとほかの残りのダムでは対応できないとのこと。反対されてる方たちの気持ちもわかりますが、ほかの多くの市民に迷惑がかかることを指摘されて、納得していただけないでしょうか?

受付日:2022年9月24日[県内 60代]

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えを説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水や減圧給水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 これまで、移転対象となる家屋のうち約8割の皆様には、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいているところであり、未だご協力をいただけていない方々におかれましても、故郷に対するお気持ちを強く持たれているということは、十分に理解しております。そのため、地域にお住まいの方々のお気持ちを、石木ダム周辺地域の振興に向けた事業計画の策定に反映させ、魅力ある地域づくりに繋げることができるよう、引き続き努力していきたいと考えております。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆様方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、今後も石木ダムの早期完成に向け事業を進めてまいります。

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 石木ダムについて私は川棚町出身として石木ダム建設について反対です。
 なぜ川棚町にダムを建設しないといけないのか?川棚町に建設する必要や佐世保に建設することは出来ないのか?また、ダムが出来てどんなメリットがあるのか川棚町民は分かっていないのでしっかり町民の理解を得られるような説明を知事の口から川棚町の公会堂等を借りて説明をして頂きたいと思っています。
 また、現在は変わりましたが前川棚町長は石木ダム建設について無関心でした。もっと知事、町長がしっかり話をし町民がみんなが理解できるようにして欲しい。

受付日:2022年10月26日[県内 20代]

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えを説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水や減圧給水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 石木ダムの必要性については、これまでに説明会やダム検証、公開質問状への対応などを通して、繰り返し丁寧に説明してまいりましたが、そのようななか、事業に反対される方々は、石木ダムの必要性はないとして事業認定取消訴訟を提起されました。
 この訴訟については、令和2年10月、最高裁判所において、上告を棄却し、上告審として受理しない旨の決定がなされ、福岡高等裁判所における請求棄却の判決が確定し、事業の公益上の必要性が司法の場においても認められる結果となっております。
 石木ダム建設においては、これまで、移転対象となる家屋のうち約8割の皆様から、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいているところであり、未だご協力をいただけていない方々におかれましても、故郷に対するお気持ちを強く持たれているということは、十分に理解しております。
 そのため、県は、地域の皆様の大切な土地をお譲りいただくために、正当な補償をはじめ、生活再建対策として、ダム予定地の1.5キロメートル下流の比較的近接した場所に代替宅地を造成しており、コミュニティの維持についても配慮を行ってまいりました。
 今後も、地域の皆様のお気持ちを踏まえながら、石木ダム周辺にある虚空蔵山や日向の棚田、岩屋権現などを生かした地域づくりを進めることとしており、現在、地元のお祭りやスポーツ・イベントに利用できる広場や、ホタルなどの水生生物とも触れ合える親水施設の整備などを検討しているところであり、地域全体が活性化するよう、地域の皆様とともに取り組んでまいります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 川棚町のダムに関して進展が厳しいようですが、素人でありますが一つ提案したいと思います。
 ダムに水力発電の設置は如何でしょうか?石木の方のメリットとしてループ配電式がありますので地元に特化したメリットです。町外での電気事故での停電でも優先的な送電等町民の方に貢献出来るものは有ると思います。脱炭素化を視野に入れて電力会社と検討は如何でしょうか?社会貢献・地域貢献を全面的計画を変更も必要と思います。予想出来る事にチャレンジしてみて如何でしょうか!

受付日:2023年1月26日[県内 60代]

県の回答

【回答課:河川課】
 石木ダムの主な目的は、川棚町における洪水被害の軽減と佐世保市の安定水源の確保であり、水力発電は、目的に含まれておりません。
 しかしながら、電灯などのダム管理施設に用いる電力を賄うための、小電力発電を検討していきたいと考えております。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6,7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆様方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、今後も石木ダムの早期完成に向け事業を進めてまいります。

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島原道路の無料標識について

意見・提案
内容等

 先日帰省した際に「島原道路」が開通していたので、使用してみました。とても時短に繋がる走りやすい道路で、整備していただきありがたいと思う一方で、県外の利用者へは不親切だなと思う点がありました。
 それは全ての一般道やインター入口での標識に一切「無料道路」と記載されていない点です。標識で緑であれば、自動車専用道路=有料道路と思うのが一般的ではないでしょうか。
 北海道では同様の無料の自動車専用道路において、どの一般道やインター入口の標識も緑ながら「無料道路」とはっきり明記されています。お隣の佐賀県も同様です。ぜひストリートビュー等でご確認ください。
 要望としては、島原道路や時津にできた道路といった無料の自動車専用道への案内標識に「無料道路」と誰が見てもわかるように明記していただきたいです。
 県外旅行者だけでなく、より一層の利用者増加を目指すのであれば、「無料」であるか「有料」であるかは一つのドライバーになると思います。ぜひ建設的な検討をよろしくお願いいたします。

受付日:2023年3月2日[県外 20代]

県の回答

【回答課:道路維持課】
 ご意見をいただきました「自動車専用道路における無料区間の案内」につきまして、お答えいたします。
 ご意見のとおり、県内の自動車専用道路の無料区間には、案内標識へ「無料」と標示している箇所と標示していない箇所があります。
 今後、道路利用者が分かりやすいような標識の変更について検討してまいりたいと思います。
 今後とも、長崎県の地域・経済の発展につながる道路整備を進めていくよう考えておりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

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