お寄せいただいた「県へのご意見・ご相談」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。ご意見等の内容については、趣旨が
変わらない範囲で要約することがあります。
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目次
長崎-那覇間の航空路線の早期再開・新規就航について
意見・提案
内容等 |
長崎-那覇間の航空路線の早期再開(ANA)ないし新規就航(SKY、SNAやLCC)を望みます。
航空路線は、街の魅力に直結する貴重なインフラです。直行便がなくなったことで、ある大学では、沖縄出身の学生さんが減りました。また、同じ理由で、沖縄好きの私の知人は福岡に引っ越してしまいました。
交通アクセスが不便な地域には、企業も立地したがらないと思います。航空路線は、単なる観光振興のためのツールではなく、定住人口の維持のためにも非常に重要なものです。搭乗率が低いのであれば、公金を入れてでも維持すべきものだと思います。定期航空路線の維持を目的とした補助金制度がある高知県を見習ってほしいです。
同様の要望に対する県の過去の回答では、「長崎-沖縄間の往来が活発となるよう乗継便の利用促進および直行便の再開に向け、引き続き航空会社と連携して取り組んでまいります」とのことですが、危機感が足りないと思います。
補助金の活用や実証実験なども含め、もう一段フェーズを上げて交渉してほしいと思います。
受付日:2024年10月28日[県内 40代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
ご意見にありますとおり、航空路線は観光のみならず、交流人口拡大などにも大変重要なものと考えておりますが、路線を維持するためには、双方の就航地から多くの皆様にご利用いただく必要がございます。
そのような中、長崎―沖縄線につきましては、過去大変厳しい利用状況が続く中でも路線が維持されてまいりましたが、コロナ禍を経て令和5年に運休となったところであり、現在復便等の見通しは立っておりません。
なお、航空路線を維持するための支援については、当該路線の県民の利用状況や県内への影響、航空会社の意向などを十分考慮のうえ、県内における他の地域公共交通(バスや地域鉄道、航路、離島航空路等)にかかる支援のあり方と併せて総合的に検討すべきものと考えております。
県としましては、引き続き、他空港の取組状況なども参考に、直行便の再開に向け、航空会社と連携して取り組んでまいりますので、ご理解の程お願いいたします。
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離島住民運賃割引制度で使用する島民カードの有効期限が切れた場合の救済措置について
意見・提案
内容等 |
九州商船の窓口で島民カードの期限切れを指摘されました。更新を失念していたものですが、例え免許証で住所と写真が確認できても、カードの期限が切れていると、割引の対象にはならないとのことです。島民よりもカード期限が大事、救済措置がないとのことですが、この法律には救済措置の規定はないものですか。島民だから利用出来る制度で、その資格を確認する手続きが島民カードと考えた場合、カードが全てかと疑問があります。
県内の市町村のホームページでは、島民カードの根拠規定・取り扱いが分かりませんでした。
佐渡市のホームぺージに救済措置に似たものがありました。長崎県では、期限切れの救済措置を検討するお考えはないものでしょうか。
法律の施行期限よりも島民カードの有効期限を短くするのは更新が前提なのでしょうが、法律の施行期限に合わせていたらこうした問題は発生しなかったのではないでしょうか。
受付日:2024年10月15日[県内 70代以上]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
「離島住民運賃割引制度で使用する島民カードの有効期限が切れた場合の救済措置」について、お答えします。
国境離島の航路運賃低廉化事業による運賃割引の対象者の確認を行うため、国境離島島民割引カード発行要領に基づき、島民等の対象者に国境離島島民割引カードを発行しております。
カードの有効期限(発行から5年を経過した最初の誕生日までの期間)は、対象者の状況を定期的に確認するためのもので、適正な運賃割引を行うために必要なことから設けているものであります。そのため、有効期限が過ぎたカードの使用は認められないため、早めの更新手続(有効期限の2か月前から受け付け)をお願いしているところです。
国境離島島民割引カードは、国境離島の航路運賃低廉化事業の円滑な実施に必要不可欠なものであると考えており、当該カードの発行趣旨と運用方法について、ご理解をいただきますようお願いします。
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長崎県営バス高速シャトルバスの車両運用について
意見・提案
内容等 |
家族が長崎市への通勤のため諫早・長崎間の高速シャトルバスを利用しています。以前は大村市に住んでいたため、大村・長崎間の高速シャトルバスを利用していました。
家族の話によると、大村・長崎間で運用されている車両に比べ、諫早・長崎間で運用されている車両は古く、車内も臭うなど乗り心地が良くないようです。
大村・長崎間の車両は空港リムジンバスとしての運用もあるため、このように車両の運用に偏りが生じているのだと思いますが、古い車両も新しい車両も均等に割り当てられるよう、運用を見直してもらえないでしょうか。
大村・長崎線の方が乗車時間が長く空港リムジンバスは遠方からのお客様をお迎えする重要な役割があるため、運用に偏りが生じるのは理解できなくもないですが、諫早・長崎間の乗客も大村・長崎間の乗客も同じように運賃を払って乗車しています。
車両運用の見直しを是非お願いします。
受付日:2024年10月5日[県内 40代]
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県の回答 |
【回答課:交通局】
お寄せいただいた「高速シャトルバス(諫早線)の車両が、大村線と比べて古いため、バランス良く配置・運行してほしい。」とのご意見について、回答いたします。
高速シャトルバスは、諫早市や大村市と長崎市とを高速道路経由で結ぶ路線であり、大変多くのお客様にご利用いただいております。
ご意見を踏まえ、諫早、大村両線の車両の平均年齢(車齢)を比較したところ、ほとんど差はありませんでしたが、普段よくご利用される便が、古い車両で運行することが多いことから、この度、「車両が古く、乗り心地が良くない。」というご指摘をいただいたものと考えております。
このような古い車両で運行しているのは、コロナ禍でバス利用者が激減し、車両更新等の様々な投資を凍結せざるを得なかったことに起因しており、高速シャトルバスに限らず、ここ数年、平均車齢が高齢化している状況にございます。
こうした状況については、私どもも課題として認識しておりますので、凍結していた車両更新を再開し、今後も計画的に更新してまいりたいと考えております。
なお、古い車両も、整備士が日々点検整備に努めるとともに、空間除菌消臭装置も設置しておりますので、安心してご利用くださいますようお願いいたします。
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西九州新幹線について
意見・提案
内容等 |
先日佐世保線の全駅にICカードが導入されました。JR側の都合もあると思うのですがあまりにも遅いと思います。
県の動きを見ると県南(特に長崎市)、県央と県北の扱いの違いを感じざるを得ません。西九州新幹線も開業当初県北地域にも開業効果をと言っていましたが、結果新幹線の恩恵を受けているのは長崎市、諫早市、大村市だけではないでしょうか。
県は武雄温泉~新鳥栖間をフル規格化すると言っていますが、もしフル規格で結ばれた場合在来線はどのようにされるお考えですか?
受付日:2024年10月5日[県内 10代]
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県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
県としては、佐世保線の利便性向上のため、西九州新幹線の開業にあわせて導入された振子型車両がその性能を発揮できるよう高速化工事を実施しました。
今年9月には、西九州新幹線開業と同時に運行を開始した、D&S列車「ふたつ星4047」の長崎~佐世保間における実証運行や開業2周年記念イベントを佐世保駅前広場において開催するなど、新幹線効果を県北地域へ波及させる取り組みを行っており、今回の佐世保線等へのICカード導入についても、その一環として取り組んだものであります。
引き続き、交流人口の拡大を図り、新幹線効果を県北地域へも波及できるよう、市町や民間事業者等と連携して取り組んでまいります。
また県としては、九州新幹線西九州ルート(新鳥栖~武雄温泉間)の全線フル規格整備に向けた議論の進展を目指し、関係者間での協議を重ねていくとともに、県北地域にとって重要な路線であるJR佐世保線の利便性確保が図られるよう、JR九州や政府・与党へ働きかけてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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西九州新幹線の全線フル規格整備後の佐世保線の取扱いについて
意見・提案
内容等 |
西九州新幹線が全線フル規格で開業したあとの特急みどり号やハウステンボス号の取り扱いについて、長崎県としてどのようにお考えでしょうか?
全線フル規格開業後の新鳥栖から武雄温泉間の在来線について、JR九州は態度を明確にしていません。経営分離となった場合、佐世保から博多間の直通運行が出来なくなる可能性があります。
また、全線フル規格開業した場合、博多から武雄温泉間の新幹線と武雄温泉から佐世保間の在来線を乗り継いだ方が現在よりも所要時間が短縮されます。
現在の短絡ルートに決定した平成4年11月に長崎県は「九州新幹線長崎ルートの整備に関する基本的考え方」の中で「長崎市から福岡市間がフル規格新幹線で結ばれたとき、佐世保市からもフル規格新幹線網に直通運行出来るよう努める」と約束されています。
現在長崎県は、武雄温泉以東のフル規格早期着工を求めておられますが、それが実現したあとの西九州地域全体の鉄道網がどのようになるのか、ビジョンが全く見えません。
佐世保市をはじめとする県北地域は、新幹線建設に関して、「原子力船むつの修理」と「短絡ルート決定時の佐世保切り捨て」の2度に渡る苦渋の決断をしています。特急みどり号やハウステンボス号がフル規格新幹線やミニ新幹線、フリーゲージトレインで運転されないとなると、3度目の苦渋の決断を行うことになります。長崎方面の武雄乗り換えを解消するために早期整備を求めているのに、整備されると県北の皆さんに永久的な乗り換えを強いることになる可能性があります。
新鳥栖から武雄温泉間は絶対にフル規格で整備するべきだと思います。ですが同じ長崎県民である県北の皆さんに不便を強いて更なる南高北低を招くような状態になるのであれば、整備されても喜べないです。
受付日:2024年10月5日[県内 40代]
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県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
県では、平成4年に示した「九州新幹線(長崎ルート)等の整備に関する基本的考え方」に基づき、JR佐世保線の輸送改善を図っているところです。
JR佐世保線を含めた在来線については、今後、九州新幹線西九州ルート(新鳥栖~武雄温泉間)に関する関係者間での協議が進んでいく過程で、併せて、議論されるものと考えています。
新鳥栖~武雄温泉間の在来線の扱いは現時点で明らかになっていませんが、与党PT西九州ルート検討委員会において、「鉄軌道路線として維持することが適当であり、その際、JR九州による運行が不可欠」との方向性が示されています。
県としては、九州新幹線西九州ルート(新鳥栖~武雄温泉間)の全線フル規格整備に向けた議論の進展を目指し、関係者間での協議を重ねていくとともに、JR佐世保線を含めた在来線については、両県の共通課題であることから、佐賀県と意見交換をしながら、ご指摘いただいた特急列車の運行形態等を含め、県北地域にとって重要な路線であるJR佐世保線の利便性確保が図られるよう、JR九州や政府・与党へ働きかけてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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長崎空港発着便の強化について
意見・提案
内容等 |
10月27日より、コリアンエアによる「長崎ーインチョン」間の定期空路再開が決まりました。
ここで提案ですが、国内線の長崎―羽田間の定期空路の一部の便を四国・山陰経由便へ変更することをはじめ、沖縄―宮崎または沖縄―鹿児島便の長崎への延長も検討していただきたい。
受付日:2024年8月29日[県内 50代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
この度は、長崎空港発着便に関するご提案をお寄せいただき、ありがとうございます。
県では、長崎空港における航空ネットワーク拡充を目標に、航空会社と様々な協議を行っており、昨年10月29日以降のダイヤにおきましては、スカイマークにより長崎から神戸経由で新千歳・仙台・茨城・那覇を結ぶ乗継便が設定されました。その結果、今までよりも利用しやすい価格で各地との往来が可能となっております。
県としましては、長崎空港の航空ネットワーク拡充に向け、引き続き航空会社と連携して取り組んでまいります。
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長崎-那覇の直行便再開について
意見・提案
内容等 |
長崎空港発着の沖縄便を再開してほしいです。
受付日:2024年9月5日、8日、17日、21日
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
この度は、「長崎空港の長崎-沖縄間の運航再開」に関するご提案をお寄せいただき、ありがとうございます。
長崎空港における沖縄線につきましては、これまで通年運航や季節運航が行われてきたところですが、利用状況等を踏まえ、令和5年に運休となり、現時点では復便の見通しは立っておりません。
一方、昨年10月29日以降のダイヤにおきましては、スカイマークにより神戸経由の長崎=那覇間の乗継便が設定されており、今までよりも利用しやすい価格での搭乗が可能となっております。
県としましては、長崎-沖縄間の往来が活発となるよう乗継便の利用促進および直行便の再開に向け、引き続き航空会社と連携して取り組んでまいります。
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長崎空港発着便の強化について
意見・提案
内容等 |
10月27日より、コリアンエアによる「長崎ーインチョン」間の定期空路再開が決まりました。
ここで提案ですが、国内線の長崎―羽田間の定期空路の一部の便を四国・山陰経由便へ変更することをはじめ、沖縄―宮崎または沖縄―鹿児島便の長崎への延長も検討していただきたい。
受付日:2024年8月29日[県内 50代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
この度は、長崎空港発着便に関するご提案をお寄せいただき、ありがとうございます。
県では、長崎空港における航空ネットワーク拡充を目標に、航空会社と様々な協議を行っており、昨年10月29日以降のダイヤにおきましては、スカイマークにより長崎から神戸経由で新千歳・仙台・茨城・那覇を結ぶ乗継便が設定されました。その結果、今までよりも利用しやすい価格で各地との往来が可能となっております。
県としましては、長崎空港の航空ネットワーク拡充に向け、引き続き航空会社と連携して取り組んでまいります。
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対馬市と本土を結ぶ航路の運賃と多客期の増便について
意見・提案
内容等 |
久しぶりに子供を連れて対馬へ帰省します。
船も飛行機も高すぎます。
年一回帰省して、家の修理や山などの土地関係もみたりしたいけど、親が亡くなったらもう二度と帰らないんじゃないかと思うぐらいです。
子供が祖父母に会いたいというから帰省しますが、もともと高校まで18年住んでいた私としてはそのお金を使うと大阪でも東京でもいけるので、本当に今年で終わりにしようと思うくらいです。
また博多~比田勝間は博多からの往復割引もないそうです。
車も乗せるのである程度は高いかと思っていましたが、もう少し負担を減らしてもらえると年二回行けたりもします。
県外に出て、親が所有している土地などがある人も、これでは廃屋になっても文句は言えないです。
あと、お正月、お盆はすごく混むので船の便を増やしたりしてほしいです。
受付日:2024年7月19日[県外 40代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
ご意見をいただきました、対馬市と本土を結ぶ航路の運賃と多客期の増便に関して回答いたします。
まず、航路運賃については、航路事業者が算出した運航に係る諸経費を考慮し、地元の意見を踏まえたうえで、国が上限となる運賃額を認可しております。
航路事業者は、認可された上限運賃の額の範囲内において、経営状況や利用者への影響を考慮しながら、実際に収受する運賃を決定していますが、当該航路に係る運賃については、コロナ禍や物価高騰などの影響から、現状で引き下げることは難しいものと認識しております。
また、多客期の増便については、お盆や年末年始などに利用者が増えて混雑する便もあると思われますが、運航事業者からは、増便に対応するだけのスタッフが確保できないことなどから、増便することは難しいとのお話を伺っております。
今回いただいた、ご意見については、運航事業者である九州郵船株式会社にもお伝えするとともに、県においては、今後も離島と本土間の移動に欠かせない離島航路の維持・確保に向け、利用される方へのサービス向上の視点も考慮しながら取り組んでいきたいと考えていますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
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九州新幹線西九州ルートについて
意見・提案
内容等 |
九州新幹線西九州ルートについては、以下の点が望ましいと考えます。
(1) 武雄温泉駅の暫定的な乗換を早期に解消すること
(2) 山陽新幹線への直通運行を実現すること
(3) JR佐世保線からも新幹線への直通運行を実現すること
このため、新鳥栖~武雄温泉間については、投資効果に優れる全線フル規格の新幹線整備を前提に、台車交換方式による新幹線と在来線の直通運行もあわせて検討することを提案します。
具体的には、新幹線を高速に走行でき、かつ在来線を走行できるミニ新幹線のような車両を使い、新幹線と在来線の境界駅に台車交換設備を設けて台車交換を行うことで、軌間の異なる新幹線と在来線を直通運行する方式です。
台車交換方式は、次の利点が考えられます。
・高速走行が難しいフリーゲージトレインでは対応が困難な、山陽新幹線への直通運行が可能
・駅停車中に台車を交換することで、フリーゲージトレインよりも短時間で直通運行が可能
・特殊で高価な部品を必要とせず、フリーゲージトレインに比べて経済的
・列車を運行しながらの改軌工事が困難なミニ新幹線に比べて、整備が容易
フル規格新幹線の整備後、武雄温泉駅で台車交換を行えば、JR佐世保線からも新幹線への直通運行が実現できます。
また、台車交換方式であれば、新鳥栖~佐賀間のフル規格新幹線を先行して整備し、佐賀駅と武雄温泉駅で台車交換を行って在来線と直通運行することができます。新鳥栖~佐賀間のみであれば佐賀県の費用負担が軽く、早期にフル規格新幹線を整備しやすいのではないでしょうか。少しでも早く武雄温泉駅の乗換を解消でき、山陽新幹線への直通運行を実現できる可能性があります。
現時点では、短時間で台車交換を行っている事例がありませんが、まずは技術的な実現可能性の検討を行う(国に要望する)のはいかがでしょうか。
ご検討のほどよろしくお願いします。
受付日:2024年6月29日[県外 20代]
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県の回答 |
【回答課:新幹線対策室】
この度は、県へのご意見をいただき、ありがとうございます。
九州新幹線西九州ルートの山陽新幹線への直通運行の早期実現や、JR佐世保線から新幹線への直通運行の実現のため、「台車交換方式」の検討をご提案いただきました。
新鳥栖~武雄温泉間の整備方式については、フリーゲージトレインの導入断念に伴い、与党PT西九州ルート検討委員会において、フル規格及びミニ新幹線について比較検討が行われた結果、建設費が大きいなどの課題はあるものの、時間短縮効果および収支改善効果が大きく、全国的な新幹線ネットワークとしての整備効果が最大限発揮できるフル規格方式による整備が適当、と判断されております。
ご意見にありますとおり、「台車交換方式」については、異なる軌間の直通運行を実現する方式の一つではあるものの、短時間で交換可能な技術は確立していないものと認識しております。また、在来線区間を走行することになるため、フル規格と比較すれば、時間短縮効果が低くなり、輸送障害等の発生により定時性や安定性が劣るのではないかと考えております。
技術的な実現可能性の検討に関する要望につきましては、こうしたご意見があったことを、機会を捉えて国やJR等に共有したいと考えておりますが、県としましては、時間短縮効果が最も高く、与党PTやJR九州が最適とされる全線フル規格による早期整備を引き続き求めてまいりたいと考えております。
今後も、西九州全体の発展に資する全線フル規格での関西直通運行の実現を目指し、力を注いでまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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西九州新幹線について
意見・提案
内容等 |
西九州新幹線自体が50年以上前の計画であり、なぜ優先着工となったのか知らない人々のほうが多数となったように思います。
今一度、当時、民意としてどこも受け入れる気がなかった、原子力船「むつ」の修理との交換条件として西九州新幹線着工が決まったというのがことの発端である、というその事実を伝えていく必要があります。
長崎県知事より佐賀県知事へこの経緯を強く申し入れするくらいの行動が必要ではないでしょうか。
受付日:2024年5月29日[県内 30代]
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県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
九州新幹線西九州ルートの整備については、昭和48年の整備計画路線の決定から半世紀の間、県北地域の皆様の苦渋の決断など、紆余曲折を辿りながら、多くの方々の熱意と信念をもって事業が推進されております。
ご意見にありますとおり、昭和49年に原子力船「むつ」が放射能漏れ事故を起こし日本全国で受け入れ先が見つからなかった際、昭和51年の三木総理大臣から長崎県知事・佐世保市長への受け入れと修理の正式要請を受け、被爆県であり水産県であるため多くの反対や抗議があったものの、県北地域の皆様のご理解と苦渋のご決断により佐世保港で修理を受け入れたことも、早期着工につながった契機であると認識をしており、佐賀県を含む関係者との議論の場をはじめ、様々な機会でその経緯について、ご説明をしております。
なお、佐賀県に対しては、関西圏からのインバウンド需要の取込など全線フル規格整備によってもたらされるメリットを示し、ルートや費用負担などの課題解決には国も交えた関係者間での協議の必要性を主張しております。
引き続き、様々な機会をとらえて、国を交えた関係者間での協議の実現や地域課題の解決などを働きかけ、西九州全体の発展に資する全線フル規格での整備の早期実現を目指し、力を注いでまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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長崎県庁前行きの県営バスの便について
意見・提案
内容等 |
長崎県庁行きの県営バスの便に対しての意見です。
中央通(矢上団地)7時37分発長崎県庁行きの便は沿線利用者の利便性を無視し、県庁職員の利便性を優先させたものであり、早急に廃止又は大幅な経由地変更を実施すべきであると考えます。
通勤に戸石地区から長崎駅方面へ県営バスを利用しておりますが、この路線は始発便から最終便に至るまで、行きも帰りも「全て例外なく」矢上団地を経由します。矢上団地に入って外周を回り同じ所から出てくる路線設定に加え、その必要性が疑わしいほど小刻みにバス停を設置していることもあり、「矢上バス停」に到着するのにさえ、かなりの時間を要しています。
また、経由地に関しては、これまた行きも帰りも「全て例外なく」芒塚経由です。矢上団地にしろ、日見峠の旧道にしろ、そこには利用者がいますし、県営バスは県民の足を確保する為に存在し、事業体である以上は採算性も確保しなければならない、その様に考えても尚、この経由地設定は納得いかないものがあります。
そして今回問題にしている長崎県庁行きの便ですが、矢上団地を一周したあとは侍石方面へ出ずに(矢上地区の中心部にある「矢上バス停」とその前後を経由せず)矢上大橋へ出る「近道」をします。そして信じ難いことに切通バス停から先は快速進行となり、蛍茶屋まで停車しません。私は国道34号線を走る全ての便を把握している訳ではありませんが、長崎市内のみを走る便でこの様な運行をする便を他に知りません。
運転士不足その他の理由で減便が実施されている昨今、一体どういった要望でこの様な便を設定したのか、そこを明確にしてご回答いただきたいです。
受付日:2024年5月14日[県内 50代]
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県の回答 |
【回答課:交通局】
日頃から長崎県営バスをご利用いただき、ありがとうございます。
お寄せいただいた中央通7:37発長崎県庁前行きの運行を廃止若しくは経由変更を行うべきというご意見について、回答いたします。
東長崎地区では、朝の長崎市中心部方面への通勤通学需要が非常に多く、概ね同じ時間帯にご利用が集中します。そのため、朝の時間帯は立神行きや東高、南高、長崎商業行き等の通常とは異なる行先や運行経路となる便も含めること等で、ご利用の分散も図りつつ、より多くのお客様がご利用いただけるように設定をしております。
ご指摘の便は、矢上団地から矢上大橋を経由し、切通~蛍茶屋間は不停車となり、新大工町、諏訪神社前、中央橋等を経て長崎県庁前が終点となっておりますが、通勤通学時間帯の比較的遅い時間に発車する便であるため、所要時間を短縮した運行とすることで、朝の通勤通学便として機能させております。
この便を廃止又は経路変更いたしますと、現在利用しているお客様は、早い時間の他の便に移行せざるを得ないため、車内混雑やそれに伴う遅れが発生しかねないことから、ご意見に沿うことは難しいと考えておりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
なお、この便については、利用者からの要望等に基づいたものではなく、東長崎地区の朝の通勤通学便の一環として運行しているものです。また、県庁職員の通勤バスとのご指摘ですが、どなたでもご利用いただける便でございますので、機会がございましたら、利用についてご検討くださいますようお願い申し上げます。
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他地域空港間の連携強化について
意見・提案
内容等 |
昨今、福岡空港の門限問題が大きなニュースになっておりますが、長崎空港は世界初の海上空港として比較的融通がきくかと思います。
長崎には北九州空港以上にANA・JAL両社の拠点がすでに出来上がっておりANAではB747の来航実績まである空港です。各社とのより強固な連携を結び長崎をアピール出来ると思いますので、他地域空港間との連携を強化してはいかがでしょうか。
またANAでは北九州・福岡・佐賀の3空港については首都圏の羽田・成田、関西圏の関空・伊丹・神戸のように複数の空港を選択できるようになっていますがその中に長崎空港は含まれていません。
北部九州連合として長崎空港もあれば混雑空港の福岡空港の補完を担うポテンシャルが十二分にあると思います。
今後50周年を迎える長崎空港をより一層、全国で選ばれる空港になるようお願いしたいです。
受付日:2024年5月6日[県内 20代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
この度は、県へのご意見をいただき、ありがとうございます。
長崎空港につきましては、ご認識のとおり、3,000m級の滑走路を持つ海上空港であることに加え、様々な航空会社が就航しており、他の空港に劣らないポテンシャルを持つ空港であると考えております。
この特色を活かし、県としましては、これまで航空会社と連携し、地方空港では珍しい初日の出チャーターフライトや羽田線における早朝・夜間の臨時便運航など、長崎空港の活性化および運用時間延長に向けた取組を実施しております。
ご意見にありました空港間の連携、いわゆるマルチエアポートにつきましては、各空港の利用状況等を踏まえ、航空会社の判断で設定されたものと認識しており、現状長崎空港を追加する動きは伺っておりませんが、引き続き航空会社と連携して長崎空港の活性化に取り組んでまいります。
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島原鉄道の延伸について
意見・提案
内容等 |
島原鉄道を加津佐まで復活させましょう。
島原港駅よりも先が廃止になりましたが、雲仙普賢岳噴火の遺構や、温泉・沢山の海水浴場があります。これほど観光資源があふれている地域の鉄道を廃止するとはもったいなさすぎます。
また、加津佐より先にも、海水浴場、温泉、漁港、小浜マリーナなどがあり、あの雲仙へのアクセスルートがあります。その先にも展望台・数々の公園・ペンギン水族館・長崎総合科学大学があります。ここまで来れば、長崎駅は、目と鼻の先です。つまりは、加津佐より長崎駅まで延伸するべきだと考えます。
国・長崎県・沿線市町が協力して、諫早駅から長崎駅まで、半島を一周する路線として、復活・延伸をするべきだと思うのです。経営が苦しいならば、上下二段式を導入しても良いと思います。
半島を一周する路線が出来たら、一大観光路線の出現となります。相当の需要があると思います。長崎県の観光の大目玉になる事は、間違いなしです。どうか、どうか、ご検討頂けませんでしょうか?
宜しくお願い申し上げます。
受付日:2024年4月22日[県外 50代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
県へのご意見をいただきありがとうございます。
島原鉄道については、抜本的な経営改善を図る必要があったため平成20年に島原外港駅から加津佐駅間が廃止されましたが、現在の運行区間においても輸送人員の減少傾向は続いており、非常に厳しい経営状況にあることから、国、県、沿線市が連携して鉄道施設の整備費用等を支援しているところです。
ご提案の島原鉄道の延伸等については、多額の整備費が必要であることに加え、運行の維持に係る費用の面からも実現は困難であると考えております。
ご意見のとおり、島原半島には魅力ある観光資源が多数ございますので、県としては、今後とも関係市町と連携しながら、観光振興の観点も踏まえた持続可能な交通体系の維持・確保に努めてまいります。
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全国区の交通系電子マネーカードの長崎県内の公共交通機関の「定期券」への書き換えについて
意見・提案
内容等 |
長崎県の人口増加回復につなげていくためにも、首都圏をはじめ、東海、京阪神、福岡県からの移住者及び帰還者を対象に、「全国区の交通系電子マネーカード10種類」のうち、ニモカ以外の9種類も長崎県内の公共交通機関の「定期券」への書き換えができるようにして頂きたい。
受付日:2024年3月13日[県内 50代]
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県の回答 |
【回答課:交通政策課】
ご指摘のとおり、全国相互利用が可能な交通系ICカードは、発行元の定期券利用可能エリア以外では、定期券としての利用ができない状況にあり、遠方から移住された方などから、相互利用に関するご要望があることは承知しております。
県としては、ご要望について、費用対効果の面などから、当面、実現は難しいのではないかと考えておりますが、今回のご意見につきましては、交通系ICカードの更なる利便性向上の参考としていただくため、県内の関係する交通事業者へお伝えさせていただきます。
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