県へのご意見・ご相談[令和4年度 教育]

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  令和4年度(2022年度)にお寄せいただいた「県へのご意見・ご相談」のうち、「教育」に分類されるものを紹介しています。
 ご意見等の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

高校教師の就業環境の見直しについて

意見・提案
内容等

 高校教師の就業環境を見直し優秀な人材が教員を目指す環境にしてほしい。部活の顧問で土日なく登校し休みなしが日常化している。長時間労働や部活顧問を美化する古い体質が蔓延し完全なブラック職場が浸透しているため優秀な学生が集まらず教員の質の低下が心配です。将来ある長崎の為にも教育が大切であり多くの優秀な学生が高校教師を目指す職場環境にしていただきたいです。教師の実務を公表することからはじめて下さい。

受付日:2022年4月13日[県内 50代]

県の回答

【回答課:高校教育課】
 県へのご意見をいただきありがとうございます。
 県教育委員会としても、優秀な人材を確保するために、働きやすい職場環境を作ることは大切なことであると考えています。
 本県教職員の時間外勤務の状況は、年々減少していますが、部活動顧問の業務は超過勤務の要因の一つとなっており、大きな課題となっています。県教育委員会では、学校における働き方改革を一層進めるため、「長崎県立学校における業務改善アクションプラン」を策定し、学校や関係団体と連携しながら、教職員の超過勤務の削減に取り組んでいます。
 教師の実務は学校によって様々ですが、文部科学省は、学校に関わる業務を次の3つに分類し、「基本的には学校以外が担うべき業務(登下校に関する対応等)」「学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務(部活動等)」「教師の業務だが、負担軽減が可能な業務(学校行事等の準備運営等)」の枠組みで業務の在り方を見直すよう提言しています。本県においても、分業化を検討し、教職員の超過勤務の削減に取り組んでいきます。
 学校における働き方改革を進めるためには、学校と家庭、地域がそれぞれの役割を認識し、分担・連携・協働することが求められますので、引き続き県民皆様のご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

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県立高校のトイレにナプキンを設置する話について

意見・提案
内容等

 県立高校のトイレにナプキンを設置する話はなくなったのですか。新年度からのはずですが、今だに設置されていません。

受付日:2022年4月28日[県内]

県の回答

【回答課:体育保健課】
 「新年度から県立高校のトイレに生理用品を設置」についてお答えいたします。
 県としましては、様々な事情で生理用品を準備できない場合に、安心して学校生活を過ごすことができるよう、今年度初めての取組として生理用品を配置することとしています。
 支援が必要な場合には、関係機関へつなぐことも必要であり、利用しやすさや衛生面などを踏まえ、それぞれの学校の実情を総合的に判断して各学校が配置場所・配布方法を決めています。
 ご不便をおかけしておりますが、生理用品の今年度の配置等については確実に実施することとしておりますので、配置されるまでもうしばらくお待ちいただきますようご理解をお願いいたします。

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朝の登校時の教師の挨拶について

意見・提案
内容等

 学校教育に対する問い合わせになります。アパートの近くに小学校がありますが、数年前から朝の登校時に教師が「おはよう!」と大きな声で生徒たちに挨拶をしています。それは従来より教師が出迎えて生徒たちを迎え入れるのは通例でしたが、そこには愛情が感じられました。生徒ひとりひとりの今日の様子や調子を感じ取ったり、言葉を交わしたり、学校生活のスタートにはよいことだと思っていました。生徒たちも「おはようございます」と笑顔で答えておりました。中には教師と親しげに楽しげに会話を交わす生徒もよく見られたものです。
 ただ最近はその「おはよう!」と怒鳴るような大声で挨拶する教師が門前に構えている感じで、生徒たちの声もほとんど聞かれなくなったようです。生徒たちは小声で「おはようございます」と答えるだけで、何も言わない生徒も増えてきたように見受けられます。側から見ても、大声で「おはよう!」と怒鳴るように挨拶されたら萎縮します。これは意図的に上下関係と服従を教育している行為に思えます。子供達にしてみれば朝の登校が怖いのではないでしょうか。まるで毎朝、叱られているようなものです。関連性はないかも知れませんが登校拒否の子供も最近見受けました。嫌がっている子供が学校に引きずられていく姿は悲しいものでした。以前は他の教師も出迎えて「おはようございます」と声をかけていたのですが、最近はほとんどその教師だけになっています。何か理由があるのか、ここまで続くのはもしかしたら県の教育機関の方針として教師が「おはよう!」と呼びかけて生徒には「おはようございます」と答えさせることになっているのか、気になりましたのでご質問させていただきます。
 私は子供といえども一個の人格者として尊重すべきで、教師も大人も対等に「おはようございます」と挨拶するのがよいと思います。そのように扱われることで子供たち自身に自覚が芽生えるからです。一個人としての責任感も生じます。子供と同じ目線で、とよく言われますが、その通りだと思います。それを威圧的に見下すような大声で「おはよう!」と怒鳴るのは、逆効果ではないのでしょうか。ただ教育上の指導方針としてそうなされているのであれば、どのような目的で指導されているのかを知りたいと思いました。ここまで長年続けられるにはそれなりの理由があるものと思います。他校のことはよく分かりませんが、恐らく他でもなされているのでしょう。ご説明をいただければ有難く存じます。

受付日:2022年5月13日[県内]

県の回答

【回答課:義務教育課】
 貴重な御意見ありがとうございます。
 登校時の見守りや挨拶については、県教育機関の方針として取り組まれているものではなく、学校の自主的な取組として実施されています。このような取組は、温かみのある挨拶や言葉かけを通じて、学校生活に対する安心感や期待感を与えたり、子供たちの状況や変化を捉えたりすることなどを目的とするものです。ご指摘にあったように、子供たちが威圧的な挨拶で委縮するような取組であれば、その改善を図ることが必要であると考えます。
 懸念されている状況が続いているようであれば、ぜひ、当該校の校長や、小中学校を指導する立場にある市の教育委員会にお伝えください。また、学校名を教えていただければ、こちらから市教育委員会へ対応を依頼することも可能です。
 地域の方々の声を拝聴しながら教育の質を高めていくことが、学校には求められています。今後とも、学校教育へ関心を寄せていただき、お声かけやご支援を賜りますようお願いいたします。

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佐世保市立中学校いじめについて

意見・提案
内容等

 マスメディア報道でも問題になっております、佐世保市の市立中学校の卒業生です。今回、大きな被害に会われた被害者のかたの心と身体の早い回復をお祈りしております。私は高等学校までを佐世保市で過ごしてきました。その中で、未成年者による異常性のある行為があったのを強く覚えております。失礼は承知なのですが、起きた事件、二度と起きない環境作りに真剣に向き合ってきたのでしょうか。変える機会、チャンスというのはあったと思いますし、長崎県も県民も私自身も所詮は他人事としか思っていなかったんだろうなと。あってはならない出来事であり被害者のかたの傷は大変深いものです。県としてもこのことに真剣に向き合ってもらえないでしょうか。子供が傷つく街にはウンザリです。お願いいたします

受付日:2022年12月14日[県外 30代]

県の回答

【回答課:児童生徒支援】
 まずは、このたびの佐世保市の一件につきまして、大変ご心配されたうえでのお問い合わせと存じます。
 今回の件につきましては、県といたしましても、大変遺憾に思っているところであり、被害生徒及び保護者様の心情を察し、佐世保市教育委員会と連携してサポートをしていく所存でございます。
 いじめ問題に対しましては、県としてスクールカウンセラーの配置拡充や電話・メール・SNS等の相談窓口の設置など教育相談体制の充実に努めてまいりました。
 また、教職員を対象とした、いじめ問題に向き合う姿勢や危機意識を醸成するための研修会を実施しているところです。
 さらには、過去の事件を受け、これまでも「長崎っ子の心を見つめる教育週間」などの取組を通して、他者への思いやりや規範意識の醸成など、よりよく生きるための基盤である道徳性を養ってきたところです。
 今後につきましても、佐世保市と連携しながら、同様の事案が起きることのないよう子どもたちの自尊感情を高め、コミュニケーション能力の育成に努めていくとともに、子どもたちが互いに認め合い、支え合う風土を醸成し、いじめの根絶に向けて全力で取り組んでまいります。
 今回、大変ご不安な思いを持たれたことと存じますが、県としての対応や取組につきまして、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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PTA活動について

意見・提案
内容等

 自治体は「PTAは任意の団体のため関与しない」と言っていますが、夜に子供をおいて保護者が外出することは行政として問題はないのでしょうか? 
 PTAの集会は夜に行われます。多子家庭なので子供を全員連れて行くわけにはいきません。昔のように親と同居しているわけでもなく、専業主婦も少ないです。高校から幼稚園までPTAはあります。長崎県のPTAはどこも強制的に役員や部長を決めるのが当たり前です。活動は夜11時を過ぎたこともあり、子供を夜留守番させなければいけない状況が学校の場で起こっています。集会は例年通りやるだけで大した内容ではなく、リモートやプリント配布でできることです。生まれて間もない赤ちゃんを抱っこして集会に参加している保護者もいます。校長や教頭はそんな状況でも気にもしていません。学校の活動で子供に負担をかけてまで活動することなのでしょうか?同調圧力で欠席することもできないです。
 学校に協力するのは当たり前ですが、組織化して行うことなのかと疑問です。活動は主に母親です。母親一人で子供の分だけ活動をしなければいけません。女性は働くことと子供を産み育てることを求められ、PTA等の活動を課せられては余裕もなくなります。
 長崎のPTAは他自治体と比べかなり改革が遅れています。任意の団体ということですら認知されておらず、いまだに強制入会で会費を徴収し、自由な活動とは程遠いです。子供が就学して改めて子育てしにくい町だと感じています。子供のためのPTAと言いますが、子供との団らんの時間を取られ、子供に負担をかけているように感じます。PTAは任意の団体なので行政は関係ないというのであれば、保護者が夜に子供を置いて外出する問題を考えてください。

受付日:2023年2月10日[県内 40代]

県の回答

【回答課:生涯学習課】
 県教育委員会では家庭環境の変化や社会的背景等を踏まえ、保護者が参加しやすいPTA活動を推奨しているところですが、夜遅い時間まで活動することがあるという今回の御意見を重く受け止めています。
 県教育委員会といたしましては、大人が学び、教養を高め、その成果を子どもの健全育成に還元する、というPTA本来の目的を踏まえ、無理のない持続可能なPTA活動の実現に向け、研修会への支援や助言等を行っているところです。
 今回の御意見は、長崎県PTA連合会、長崎県公立高等学校PTA連合会とも共有し、今後のPTA活動の在り方について検討していただくよう県から改めてお願いをいたします。
 今回は、貴重な御意見をいただきまして誠にありがとうございました。

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