知事への提案[令和2年度 県民生活・環境]

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 令和2年度(2020年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「県民生活・環境」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

 

新型コロナ影響下の人権尊重について

意見・提案
内容等

 県民が優しく尊敬し合える県を目指していただきたく、投書しました。
 (背景)
 私は長崎県出身で親は長崎に居住しています。
 新型コロナの影響で、親から帰ってくるなと言われて続けています。他県、とりわけ東京から帰ってくると近所から虐められるそうです。実際に高い頻度でそのようなことが起きていると聞きました。
 GOTOキャンペーンが始まった事もあり、長崎県にも観光客やビジネス目的で他都道府県から人が入ってきているかと思います。経済を回すためには必要であると感じます。
 一方で、長崎県民や長崎県から外に出てしまった長崎出身者は帰れずにいます。私だけではなく、親の様子を見に行けない人もたくさんいます。一概には言えませんが、長崎県民は真面目で優しいのでしょう。
  (提案)
 そこで、県知事からメディアなどを利用して県民が思いやりと県民であることに誇りを持って尊敬し合える風土作りを発信していただきたく存じます。
 いじめの風土はとても恥ずかしいことです。人それぞれに抱えているストレスがあるにせよ、県が他都道府県やメディアから羨ましがられるような、風土を築き上げることで、県の評価も高まるのではないでしょうか。
 県にもブランド力が求められていると思います。会社組織と同じで、魅力ある会社にはいい人材が残るし、魅力がなければ離れていきます。県民同士が長崎県民でよかったと思える県政を築き上げることを期待しています。
 私も将来的には長崎県に戻ります。

受付日:2020年10月14日 [県外 40代] 

県の回答

【回答課:人権・同和対策課】
 この度のご提案は、「新型コロナウイルス感染症の影響のため、県外で暮らす本県出身者が帰省しづらい風潮であるので、知事がメディア等を利用して、県民が思いやりと誇りを持って尊敬し合える風土作りの発信を」とのことと理解しております。
 本県では、新型コロナウイルスに関連した誹謗中傷や差別などが発生しております。その対象は、感染者や医療従事者、そのご家族の方のみならず、感染をしていない方、濃厚接触者でない方にまで誹謗中傷等が及んだでおり、また、県外に行った、あるいは県外の方と接触したということだけで、過度と思われるような行動制限を求められるといったことも起きております。
 このため、長崎県では、誤った情報や不確かな情報に惑わされず、相手を思いやり、冷静な行動をとっていただくよう、知事が記者会見等で重ねてお願いをし、また、テレビ・ラジオのコマーシャル放映やホームページへの掲載、SNSへの投稿、県内全世帯へ配布する広報誌への掲載など、各種広報媒体を活用して県民の皆様へ発信しております。
 なお、去る8月26日には、新型コロナウイルスに関連した誹謗中傷や差別など人権侵害に関する専門の相談窓口も開設しました。
 また、新型コロナウイルス関連に限らず、あらゆる偏見や差別などをなくしていくため、県民や企業、教育関係者等に対し、様々な機会を通して各種人権教育・啓発も行っているところであります。
 今後とも、すべての人々の人権が尊重され、温もりと心の豊かさが実感できる長崎県をめざして取り組んでまいります。

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動物愛護法について

意見・提案
内容等

  私は保護犬・猫のボランティアをしている者ですが、この度のコロナの流行下では、罪なき小さな命も影響を受けております。譲渡会が開けず、民間のシェルターが満杯で新たな引取をすることが出来ません。殺処分の期限の迫る犬猫たちのことを知っても、私たちにできる善意には限度があり、命の大切さを思うほど無力を感じます。長崎県が全国でも殺処分(特に猫)が多いと知り、メールしました。
   動物愛護法では「終生飼養」が原則で、センターは飼い主からの引取が拒否でき、また拾い主からの依頼でも「周辺環境に影響を与えていなければ」引取を拒否できます。なのになぜ安易に持ち込み、またセンターも引き取ってしまうのか・・・。特に野良猫の乳飲み子は「譲渡不可」扱いになると聞きます。命を大切にするはずの愛護法が、自治体を通して住民の皆さんにも改めて浸透していくように、またコロナがしずまるまでの殺処分の中止についてもご尽力いただけるようお願いします。

受付日:2020年4月14日 [県外 50代]

県の回答

【回答課:生活衛生課】
   ご提案にありました「犬猫の殺処分」について、ご説明させていただきます。
   本県での引取り頭数の大半を占めているのは、いわゆる「野良猫」の子猫(離乳前で譲渡することの難しい幼弱な猫)であるのが現状ですが、本県では、こうした子猫の引取りや殺処分を減らすために、野良猫の不妊去勢手術に対する助成を行い、地域猫活動を推進しております。
    また、飼い主から犬猫の引取り依頼があった際には、終生飼養を原則とした説明や他の方へ譲渡することができないかなどを検討していただき、安易に引き取らないこととしております。
   新型コロナウイルスの感染拡大による影響が懸念されますが、新たな飼い主になりたい方からのお問い合わせも多くいただいている状況であり、感染防止対策をとりながら譲渡を進めているところです。今後も、県民の皆様に対して広く動物愛護に関する啓発と適正飼養管理についての周知を行いながら、動物愛護管理行政の推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

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このページの掲載元

  • 県民センター
  • 郵便番号 850-8570 
    長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-894-3441
  • ファックス番号 095-826-5682