「てんかん」とは、「てんかん発作」を繰り返し起こす状態です。「てんかん発作」は、脳にある神経細胞の異常な電気活動により引き起こされる発作のことで、突発的に運動神経、感覚神経、自律神経、意識、高次脳機能などの神経系が異常に活動することで症状が起こります。
てんかんのある方は1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われています。乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症します。特に小児と高齢者で発症率が高くなりますが、30~40台の方でも発症することもあります。
長崎県では、専門的なてんかん診療のさらなる充実及び本県の実情に応じたてんかん診療連携体制の整備を図るため、長崎県てんかん診療連携体制整備事業を実施しております。
長崎県てんかん診療連携体制整備事業において、長崎県は国立病院機構長崎医療センターをてんかん診療拠点機関として指定(平成31年4月)しており、拠点機関は次に掲げる事業を実施します。
(1)てんかん患者およびその家族への専門的な相談支援及び治療
(2)管内医療機関等への助言
(3)関係機関との連携・調整
(4)医療従事者、関係機関職員、てんかん患者及び家族への研修の実施
(5)てんかん患者及び家族、地域住民等への普及啓発
詳細については、長崎医療センター 内 てんかんセンター もご参照ください。