高齢者の自立支援とは
一般的に「自立」とは、他者の支援がなくても自分自身の力で行動できること(主に身体面)、「自律」とは、自分自身の規範に従って自分を管理・コントロールすること(主に精神面)の意味で使用されています。高齢者の介護における「自立支援」とは、その両方の意味を含んだ自立を支援すること、つまり、「高齢者自身が、自分のやりたいことを自分の意思に基づき、自分の持つ能力を最大限活かして生活することができるように支援すること」と捉えることができます。
自立支援の必要性
高齢になると、加齢とともに心身の機能が低下していくので、できないことを増やさないために、自立支援を行うことが重要です。高齢者が可能な限り、役割を持って自分のやりたいことを続けることができれば、社会参加の機会が増えるなど、生活の質が向上します。また、できなくなったことを、できるように支援するだけではなく、高齢者自身が自分でできること、できなくなったことを見極め、必要に応じた支援を相談・選択できるように支援することも重要です。
自立支援の取組
<市町の取組> 介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)
総合事業とは、要支援に認定された方や、生活機能の低下がみられる65歳以上の高齢者が利用できる「生活支援・介護予防サービス」と、65歳以上の全ての高齢者が利用できる「一般介護予防事業」で構成される市町が中心となった介護予防のための事業です。住民などの多様な主体の協力のもと、地域の実情に応じた介護予防や日常生活支援を行っています。
お住まいの地域で行われている総合事業については、市町の窓口または、お近くの地域包括支援センターへお願いします。
☆県内市町地域包括支援センター一覧(R6.10.1現在)[PDFファイル/87KB]
<県の取組> 自立支援型サービス推進事業
高齢者が状態に応じた生活機能改善を図り、住み慣れた地域で状態の維持を図っていくため、介護予防ケアマネジメント及び短期集中予防サービス・活動の取組を推進します。そのために、介護支援専門員の自立支援に資するケアマネジメントの資質向上へ向けた研修会の開催や、介護予防ケアマネジメントへのICT導入支援などを実施しています。
- 介護予防ケアマネジメントとは
介護予防及び日常生活支援を目的として、本人の興味・関心や生活上の困りごとを把握し、本人の意欲を引き出し、どんな生活がしたいか具体的な目標を立てられるよう支援するなど、本人の選択に基づいた、適切なサービスが提供されるよう必要な援助を行うものです。
- 短期集中予防サービス・活動とは
市町が行う介護予防・日常生活支援総合事業(介護予防・生活支援サービス)の1つです。掃除や洗濯など、日常生活で困っていることが出来るようになるために、3か月から6か月の短期間でリハビリなどを行い、元の自分らしい生活を取り戻すサービスです。
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- 長寿社会課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 内容に応じて各班へご連絡ください。企画指導班(095-895-2431)、地域包括ケア推進班(095-895-2434)、施設・介護サービス班(095-895-2436)、介護人材確保推進班(095-895-2440)
- ファックス番号 095-895-2576