感染症情報速報最新版
※感染症法に基づき収集した患者の発生状況について、週1回、週報を作成しています。
令和7年西彼保健所感染症情報(第49週)[PDFファイル/1MB]
※第49週:12月1日から12月7日
※定点当り報告数:1医療機関が1週間で何人の患者を診断したかを表しています。(1医療機関当りの平均報告数)
【トピックス・季節情報】
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インフルエンザに注意しましょう
管内における報告数が「30」を超え、警報レベルとなっています。
可能な限りマスクを着用することを推奨します。マスクは鼻と口にしっかりフィットさせた状態で着用しましょう。
人は無意識に顔を触ることが多く、気づかないうちに鼻や口などの粘膜にウイルスをつけてしまいます。手洗いを徹底しましょう。手洗いがすぐにできない場合は、アルコールを使った手指消毒も効果的です。
日頃からバランスの良い食事や十分な休養をとり、体調を整えることも大切です。
換気は1時間に2回以上が効果的です。必ずしも窓を開けての換気が必要なわけではありません。換気扇などの機械設備を活用し、効果的な換気を心がけましょう。
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マイコプラズマ感染症に注意しましょう
管内の一部の学校でマイコプラズマ感染症の発生が確認されています。
「肺炎マイコプラズマ( Mycoplasma pneumoniae )」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、秋冬に増加する傾向があり、再感染もよく見られます。
主な症状は発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3から4週間)続くのが特徴です。潜伏期間は長く、2から3週間くらいとされています。
普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど“咳エチケット”を守ることを心がけましょう。
*※マイコプラズマ肺炎は基幹定点(患者を300人以上収容する施設を有する病院であって内科及び外科を標榜する病院(小児科医療と内科医療を提供しているもの)を2次医療圏域毎に1カ所以上、基幹定点として指定)報告のため、実質的な報告数より少ない場合があります。
- 年末年始に海外渡航を計画されている皆さまへ
●海外においては、日本に存在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症があります。
●海外で注意すべき感染症に対する正しい知識と予防方法を身に付けることが大切です。
●渡航先によって感染症が異なりますので渡航前に厚生労働省ホームページ等で確認しましょう。※海外渡航、特に開発途上国に渡航した後、少なくとも6か月の間は、渡航関連の感染症が生じる可能性があります。渡航後に体調不良を感じた
ら早めに医療機関を受診し、必ず海外に渡航したことを告げましょう。
【その他】
◇国内外で麻しんの報告があっています。麻しん排除を達成している英国や米国でアウトブレイクが確認されています。国内への輸入例の発生や輸入例からのアウトブレイクが懸念されます。
流行国へ旅行・出張を予定されている方、医療や児童福祉及び学校関係者は、母子手帳での予防接種歴を確認し、予防接種歴や明らかな罹患歴がない場合は、予防接種を検討してください(予防接種等は自己負担になります)。
定期接種対象(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)のご家族は、決められた期間での接種を計画してください(期間中は公費助成があります)
麻しんの詳しい情報はこちらをご確認ください。麻しん対策 | 長崎県 (pref.nagasaki.jp)
◇世界でデング熱の大流行が起きています。流行国に行く際は、蚊に刺されないよう注意してください。
医療機関におかれましては、デング熱が疑われる症例を診察された際は、保健所へ連絡をお願いします。
0908_デング熱注意喚起[PDFファイル/410KB]過去5週分掲載(西彼保健所感染症発生状況(週報))
- 年末年始に海外渡航を計画されている皆さまへ
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- 西彼保健所 地域保健課
- 郵便番号 852-8061
長崎市滑石1丁目9番5号 - 電話番号 【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
- ファックス番号 095-857-6663