感染症発生状況

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感染症情報速報最新版

※感染症法に基づき収集した患者の発生状況について、週1回、週報を作成しています。

令和7年西彼保健所感染症情報(第23週)[PDFファイル/553KB]

 ※第23週:6月2日から6月8日
 ※定点当り報告数:1医療機関が1週間で何人の患者を診断したかを表しています。(1医療機関当りの平均報告数)

トピックス・季節情報

  • 咽頭結膜熱(プール熱)が3週連続で急増しています。

  • ヘルパンギーナが増加傾向です。

     ※咽頭結膜熱やヘルパンギーナを起こすウイルスには消毒用エタノールの消毒効果は弱いので、予防としては日頃から密接な接触を避ける
     こと、こまめに流水と石鹸による手洗いをおこなってください

  • 蚊が活発に活動する時期です

    • 病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症があります。
    • 主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
    • 日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。

      <蚊による感染症の予防のポイント> 蚊に刺されないような予防対策をとりましょう。

      ・屋外の水溜りを減らし、ボウフラの発生を防ぎましょう。

      ・長袖、長ズボンなど、肌の露出を少なくしましょう。

      防虫スプレーを使用しましょう。

      網戸を閉め、蚊が家の中に入らないようにしましょう。

      ※長崎県では日本脳炎の流行予測を目的として、毎年(原則)7月から9月の間に日本脳炎ウイルスの増幅動物であるブタのウイルス感染状況を調査しています(諫早市のブタ10頭×8回)。

       例年、ブタからの日本脳炎ウイルス抗体の検出またはウイルス検出に基づき、注意喚起情報をお知らせしています。

      2024年の調査では、長崎県は6月上旬の調査で既に80%以上が抗体陽性となっています。

      ブタの日本脳炎抗体保有状況-2024年度速報第10報 (国立健康危機管理研究機構ホームページ)

 

その他
   ◇国内外で麻しんの報告があっています。麻しん排除を達成している英国や米国でアウトブレイクが確認されています。国内への輸入例の発
    生や輸入例からのアウトブレイクが懸念されます。
     流行国へ旅行・出張を予定されている方、医療や児童福祉及び学校関係者は、母子手帳での予防接種歴を確認し、予防接種歴や明らかな
    罹患歴がない場合は、予防接種を検討してください(予防接種等は自己負担になります)。
     定期接種対象(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)のご家族は、決められた期間での接種を計画してください(期間中は公費助成があり
    ます)
    麻しんの詳しい情報はこちらをご確認ください。麻しん対策 | 長崎県 (pref.nagasaki.jp)
    
    ◇世界でデング熱の大流行が起きています。流行国に行く際は、蚊に刺されないよう注意してください。
    医療機関におかれましては、デング熱が疑われる症例を診察された際は、保健所へ連絡をお願いします。
    0908_デング熱注意喚起[PDFファイル/410KB]

 

過去5週分掲載(西彼保健所感染症発生状況(週報))

このページの掲載元

  • 西彼保健所 地域保健課
  • 郵便番号 852-8061 
    長崎市滑石1丁目9番5号
  • 電話番号  【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
  • ファックス番号 095-857-6663