感染症情報速報最新版
※感染症法に基づき収集した患者の発生状況について、週1回、週報を作成しています。
県南保健所感染症発生状況(2025年50週)[PDFファイル/279KB]
※第50週:12月8日から12月14日
※定点当り報告数:1医療機関が1週間で何人の患者が診断したかを表しています。(1医療機関当りの平均報告数)
【トピックス・季節情報】
☆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に気を付けましょう。
管内においては、警報レベルの報告が続いています。本疾患の好発年齢は5歳から15歳で、鼻汁、唾液中のA群溶血性レンサ球菌を含む飛沫などによってヒトからヒトへ感染します。また、食品を介しての経口感染もあります。潜伏期間は約1日から4日で、突然の発熱(高熱)、咽頭痛、全身倦怠感、時に皮疹もあります。症状がある場合は、早めに医療機関を受診するとともに、手洗いを励行し、感染防止に努めましょう。
☆破傷風の届出がありました。
破傷風は、破傷風菌がうつることによってかかり、口や手足のしびれがおこる病気です。治療が遅れると死亡することがあります。感染症法では5類感染症に分類されています。
感染経路としては、けがをしたときに傷口から破傷風菌が体の中に入ります。破傷風菌は、世界中の土のなかに存在します。特に、動物の糞便で汚染された土壌が危険です。
症状としては、感染して3日から3週間からの症状のない期間があった後、口を開けにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状があらわれます。その後、体のしびれや痛みが体全体に広がり、全身を弓なりに反らせる姿勢や呼吸困難が現れたのちに死亡します。
発病した方には、治療のための血清や抗菌剤を投与します。傷口の治療や呼吸をしやすくするための治療が行われます。
予防としては、予防接種が最も有効です。正しい方法で接種を行うと免疫が10年間持続します。前回の接種後10年をすぎた人には追加接種をお勧めします。犬などの動物にかまれたときは、狂犬病ワクチンと破傷風ワクチンが必要です。
旅行中にケガをしたときにも破傷風ワクチンが必要になることがありますので、早めに医師に相談して下さい。
【11月分月報】
※感染症法に基づき収集した患者の発生状況について、月1回、月報を作成しています。
長崎県感染症発生動向調査速報(月報_11月)[PDFファイル/87KB]
※11月:11月1日から11月30日
※定点当り報告数:1医療機関が1カ月で何人の患者が診断したかを表しています。(1医療機関当りの平均報告数)
過去5週分掲載(県南保健所感染症発生状況(週報))
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