風しん対策

風しんとは

風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団においては、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。

症状

不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
また、妊娠初期の妊婦さんが感染すると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きることがあります。

感染経路

飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

感染対策

風しんワクチンの予防接種が最も有効な予防方法です。
妊娠中は風しんの予防接種が受けられませんので、妊娠前に予防接種で抗体を取得すること(接種後2か月は避妊が必要)と、周囲の人が予防接種を受け妊娠中の女性に風しんをうつさないようにすることが必要です。

風しん抗体検査

県南保健所では、無料で風しんの抗体検査を実施しています。「風しんにかかった記憶がない」「風しんの予防接種を受けたかわからない」など、風しんの抗体を獲得しているかわからない方は、是非、御活用ください。                                                                       検査は事前予約制です。電話(0957-62-3289)で予約をしてください(検査日当日の受け入れは行っておりませんので御了承ください)。

対象者                                                                                                              

県内在住者(長崎市・佐世保市を除く)で次のいずれかに該当する方。ただし、過去に風しん抗体検査を受けたことがある方、明らかに風しんワクチン接種歴がある方、または検査で風しんの確定診断を受けたことがある方及び妊娠中の方は除きます。 
※風しん罹患歴やワクチン接種歴は母子手帳で確認できます。

  • 妊娠を希望している女性
  • 妊娠を希望している女性の夫・パートナー
  • 風しん抗体価が低い妊婦の夫・パートナー
  • 風しん抗体価が低い妊婦の同居者                                                                                                
検査結果

採血日から約2~4週間後に結果をお知らせします。

予約・問い合わせ先

県南保健所 地域保健課 0957-62-3289

医療機関の皆様へ

風しんは5類感染症の全数把握感染症です。届出基準を満たす場合は、直ちに届出をする必要があります。届出基準は、厚生労働省ホームページをご確認ください。

届出基準(厚生労働省ホームページ)

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