肝臓では、2500億個の細胞が、日々血液の解毒や、栄養分の貯蔵等を行ない、体を健康に保っています。そんな肝臓のニックネームは、「沈黙の臓器」。
例えば、肝炎になっても肝臓はなかなかSOSを出しません。体がだるいと気づくころには、その肝臓はかなり重症になってしまっています。
日本の肝炎(ウイルス性肝炎)の持続感染者は、B型が110万人~140万人、C型が190万人~230万人存在すると推定されています。
まずは、肝炎ウイルス検査を受けてみませんか?
B型肝炎とC型肝炎について
B型肝炎
- B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。
- B型肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなり、発熱・全身倦怠感・食欲不振・黄疸・嘔吐・黒褐色尿・関節痛などの症状が起こります。
- 多くの場合は無症状のまま自然治癒するとされていますが、2~3割の人は急性B型肝炎になります。
C型肝炎
- C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。
- 自覚症状がほとんどなく、検診などで慢性肝炎として見つかることがよくあります。
- 血液を介して感染しますが、B型肝炎と違って性交渉による感染はほとんどなく、いつ感染したのか分からないことが多いです。ときには、発熱、頭痛、食欲不振、関節痛など急性肝炎の症状が現れます。放置しておくと慢性肝炎から肝硬変へと肝炎は徐々に進行していきます。
検査が受けられるところ
お住まいの市町(平戸市・松浦市・佐々町)の住民健康診断
(対象者)40歳以上で今までに一度も検査を受けたことがない方。
※詳細は各市町へお尋ねください。
無料肝炎ウイルス検査を受けることができる医療機関
(対象者)原則として、平戸市、松浦市、佐々町に居住する20歳以上の方。過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方。
医療費助成について
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- 県北保健所 地域保健課
- 平戸市田平町里免1126番地1
- 電話番号 0950-57-3933
- ファックス番号 0950-57-3666