肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか?
「受けたことがない」という方は、是非この機会に肝炎ウイルス検査をうけましょう。一度だけの大切な検査です。
肝炎ウイルス検査はどんな検査ですか?
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べます。採血だけなので短時間で済み、検査結果は数週間でわかります。ただし感染直後は3ヵ月ほどたたないと、発見できないこともあります。
委託医療機関で無料で検査を受けられます。
長崎県では、肝炎ウイルス検査を一部委託医療機関において無料で実施しております。
肝炎ウイルスに感染していることが分かったら
まずは専門医に相談してみましょう。そこで、本格的な治療が必要かどうかを判断します。肝炎ウイルスに感染しても、発症していない場合は、経過観察だけで、治療の必要がない場合もあります。その場合でも、必ず定期的な受診が必要です。
医療費の一部に助成が受けられます。
- C型肝炎のインターフェロン治療及びインターフェロンフリー治療、並びにB型肝炎のインターフェロン治療及び核酸アナログ製剤治療に係る
医療費の一部を助成します。(保険適用分)
肝炎治療に係る医療費助成について(長崎県地域保健推進課ホームページへ)
- B型、C型肝炎の陽性者に対する初回精密検査費用の助成や慢性肝炎・肝硬変・肝がん患者に対する定期検査費用の助成します。
ウイルス性肝炎患者等重症化予防事業について(長崎県地域保健推進課ホームページへ)
- B型C型肝炎ウイルス感染が原因の肝がん・重度肝硬変の入院治療又は肝がんの通院治療を受けている一部の方に対し助成します。
- 長崎県肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業(長崎県地域保健推進課ホームページ)
ウイルス性肝炎の基礎知識
肝炎には、原因により、ウイルス性(A 型、B 型、C 型、D 型、E 型など)、薬物性、アルコール性、自己免疫性などの種類があり、このうち、ウ
イルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染することによって起こります。
B型肝炎
B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、B型肝炎ウイルスに感染した血液等に接触した場合に、感染を
起こすことがあり、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。
また、経過の違いから、急性肝炎と慢性肝炎があり、急性肝炎は稀に劇症化する場合もあることから注意が必要です。キャリアになると慢性肝炎に
なることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
C型肝炎
C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。感染すると約70%の人が持続感染者となり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合があります。現在日本では約100万人程度のHCV感染者がいると考えられています。その中には感染がわかっていない人やわかっていても通院されていない人が多いのが現状です。
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