【注意】百日咳が増加しています

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 百日咳は全数把握疾患となった2018年以降において、2025年に入り最多のペースで患者数が増加しています。五島保健所管内でも報告数が増加しています。

百日咳とは?

 百日咳は百日咳菌の感染によっておこるけいれん性の咳発作を特徴とする気道感染症です。潜伏期は通常5日から10日で、かぜ様症状で始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。夜間の咳発作が多いことも特徴で、回復までに2、3か月かかることもあります。

 また、百日咳はワクチンを接種していない3か月未満の乳児では、肺炎、脳症を合併し、重症化することもあります。予防接種による免疫効果は4~12年で減弱するため、ワクチン接種後、時間経過とともに接種歴がある人も感染することがあります。

百日咳から身を守るために

 百日咳の感染経路は鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。手洗い、咳エチケットなど基本的な感染対策を心がけましょう。

 また百日咳の予防には5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等のワクチン接種が有効です。生後2カ月から予防接種法に基づく接種が無料で受けられますので、計画的に接種しましょう。

参考

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