感染性胃腸炎を予防しましょう

このページを印刷する

感染性胃腸炎は、12月以降に患者が増加する傾向にあります。本疾患は、細菌又はウイルスなどの病原微生物による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はノロウイルスをはじめとするカリシウイルスやロタウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染による場合が主流ですが、腸管出血性大腸菌などの細菌が原因となる場合もあります。
例年冬期に患者数が増加するのがノロウイルスによる胃腸炎です。ノロウイルスの潜伏期間は1日から2日で症状の持続期間は数時間から数日です。症状は他の胃腸炎ウイルスと同様に嘔気、嘔吐、下痢が主で、腹痛や発熱を認める場合もあります。乳幼児から成人に至るあらゆる年齢に感染します。
また、ノロウイルスは食中毒の原因としても検出されるウイルスです。ノロウイルスに感染した患者の手指から食品を介して感染します。
予防には、手洗いが重要です。手洗いを励行し、体調管理を行い、積極的な感染防止に努めましょう。

長崎県における感染性胃腸炎報告数の推移

このページの掲載元

  • 環境保健研究センター
  • 郵便番号 856-0026 
    長崎県大村市池田2丁目1306番地11
  • 電話番号 0957-48-7560
  • ファックス番号 0957-48-7570