RSウイルス感染症に注意しましょう

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長崎県における2025年第36週の定点当たりの報告数は2.84で、3週続けて増加しました。地区別では、県北地区(12.00)が他の地区より多くなっています。
RSウイルス感染症は、発熱や鼻水が主な症状の呼吸器感染症で、通常は軽症で済みますが、一部は重い咳が出て呼吸困難や肺炎になることもあります。ワクチンはなく、接触感染や飛沫感染で一度かかっても再感染し、大人も感染することがあります。乳幼児、特に6ヶ月未満の乳幼児が本ウイルスに罹患すると、呼吸困難を伴う重篤な細気管支炎や肺炎、脳症を発症することがありますので、心臓などに基礎疾患のある小児では特に注意が必要です。乳幼児には、手洗いの励行とともに、体調管理に注意して感染防止に努め、早めに医療機関を受診させましょう。

長崎県におけるRSウイルス感染症報告数の推移

長崎県におけるRSウイルス感染症の年齢別報告数

 

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